今日も今日とて猫の下僕
このところ「妖精博物館」ネタばかりでしたので、ちょっと一息入れて「猫の話」をさせてください。
事件発生の報告です。
私の部屋には「ウォークインクローゼット」があり、猫のご飯を保管しています。鍵代わりに「つっかえ棒」を使用しています。
時々、ナッツが「ウォークインクローゼット」に侵入しようとして、扉をガリガリするのですが、時々、つっかえ某のセットを忘れ、侵入・オヤツ強奪の憂き目に合うのですが、本日は、何の拍子か私が見ている前で、扉が開いてしまい、ナッツの侵入を許してしまいました。
「何やってんのー-っ」
と往年のブライト船長(機動戦士ガンダム)の台詞を反芻しながら、ベッドから飛び起き、ナッツを追いウォークインクローゼットに入りました。
ところが、何ということでしょう。
「つっかえ棒は、完全には外れていませんでした」
「つっかえ棒は、私の侵入後に役目を取り戻し、扉を閉めました」
自作自演でウォークインクローゼットに軟禁される私とナッツ。
「ナッツー、なんてことしたんだー」
と大声を出しても、状況は改善しません。慌てて動きましたので、携帯もありません。
飢えをしのぐために、「猫のご飯」を1人と1匹で分け合うのか。
しかし、水分が取れない中で、カリカリを食すことには大きな危険が伴います。
排泄については、ゴミ袋を活用するという方法が考えられますが、臭気対策には苦労しそうな密閉された空間です。
扉をガタガタと揺らしますが、それでも扉は開きません。
扉をどんどんとけりますが、それでも扉は開きません。
「ナッツー、なんてことしたんだー」
猫を叱りましたが、それでも扉は開きません。
しかし、皆さま御存じのとおり
「おう オレは福島太郎。
どんなに売上げ、人気が無くても あきらめの悪い男…」
ということで、力の限り扉を引きまくり、つっかえ棒の破壊、扉の開放、オッサンと猫の解放に成功しました。
そして、私が苦労している間に「イナバの焼きカツオ(おやつ)」を見つけて強奪していたナッツを追いかけることになりました。
「オヤツは食べていいから、袋から出してあげるから、ちょっと貸しなさい」
という私の説得に激しく抵抗した犯猫により、傷を負うという残念な結果もありましたが、焼きカツオの回収には成功しました。
もちろん、すぐに提供しました。
というか、不満そうでしたので、さらにもう1本の焼きカツオを提供しました。
甘い男と思われるかもしれませんが
「あの時に、オヤツを上げておけば良かった」
と後悔したくないのです。
なお、少しですが「妖精博物館」の入力も進めました。
「書かなければならない」という、義務的な感情は持ちたくないのですが、こちらも
「あの時に、書いておけば良かった」
と後悔したくないのです。
#何を書いても最後は宣伝
黎明というのは「夜明け前」と理解しています。
何か物事が始まる直前、暗闇から光が見えてくるようなお話が好きなのです。
皆様にも共感していただけたら嬉しいです。