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【企画参加】柔道の過去と目指す未来

 高校を卒業し働き始めてから、職場の柔道クラブに入部しました。そこで5年間勤務した後に転職し、柔道からも離れることになりました。

 人生何があるか解らないものです。ひょんなことから40歳を過ぎて柔道クラブの先輩に再会し、柔道を再開しました。その数年後には
「実は柔道の経験者なのです」
という話題を振った後に、よくある「強いんですか」とか「黒帯ですか」とかの問いかけに対しての鉄板ネタが
「高校を卒業してから柔道を始めたので弱いです。弐段までは取りましたが弱いです」
からの
「ただ、日本武道館で全日本選手権の畳に立ったことはあります」
というものが生まれました。全日本選手権と言えば、柔道日本一を決める国内最高峰な大会です。そこから
「スタッフとしてですけどね」
までが一連の話になっています。さらに畳みかける時は
「全日本選手権じゃないですけど、日本武道館で試合をしたことはあります」
という話を重ねることもあります。
「それはインターハイとかですか」
というノリが良い方に対しては、
「いや、ある企業グループの社内運動会みたいな『武道大会』に参加した時の会場が、日本武道館でした」
から、さらにネタを深堀りし
「元インターハイチャンプとは、日本マスターズ大会の準々決勝で試合して、負けたので日本3位、銅メダルで終わりました」
という嘘のような話から
「ただ、元インターハイチャンプに投げられはしませんでした」
と続ける時もあります。
 元インターハイチャンプとの試合では、開始直後、一瞬で関節技を決められて「まいった」をしましたので、投げられていないのも本当です。

 また、
「得意技は何ですか」
という質問には
「口車かな」
と答えています。
「昔は、拝み倒しとか泣き落としも使ったけど、最近は年を取ったから丸投げが多いかな」
という展開もあります。

 高校を卒業してから始めた弱くて下手な柔道愛好家であり、不思議な縁で奇跡的な柔道体験をした私ですが、数年前に体を壊して柔道着を着ることはなくなりました。

 そして、今、目指しているのは「口車」に磨きをかけ、面白い物語を執筆できる未来。
 そんな自分をリアルに想像することはできないけれど「奇跡的なことが起きる未来」を目指していきたいのです。

#想像していなかった未来


 




 


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福島太郎@kindle作家
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。