「デッドプール＆ウルヴァリン」を見た厄介ファンの感想、スシローのストリートファイターコラボに行った【日記】

2024年7月25日 19:50

昨日、念願の「デッドプール＆ウルヴァリン」を公開初日に見に行ってきました。色々思ったことはあるんですが、ネタバレなしで感想を軽く書き残しておきます。

前提として僕、デッドプールの1と2が映画としてすごい好きでした。MCUも好きだしX-MENもおおよそは見たんですが、デップーはわりと全映画含めてオールタイムベストの1作に挙げるくらい好き。なので今作は「絶対面白くあってくれなければ困る」くらいの気持ちであり、期待通り越して祈りみたいな心境でした。

デッドプールに期待しすぎてずっと不安というか120点のものが出てこないと満足できないのではないかという恐怖がある。頼むぞ……！🙏
— たろちん (@tarochinko) July 24, 2024

で、見てどうだったか。「んんんんんんんん～～～～～～～～～～～なるほどですねえええ～～～～～～～～～～～～～～」って感じでした。

いや、普通に面白かったんです。ウルヴァリンも好きだし最近のMCU作品としては断トツに面白かった。ただ、デッドプールの新作が「普通に面白い」くらいだともう満足できない体になっているというか。このへんは過去を美化しがちな人間の宿命である思い出補正その他のバイアスも色々かかってると思うのでまた冷静になったら変わると思うんですが、でもデップーにはそういう異常に膨れ上がった期待すら裏切って超えてくるのを期待しちゃってたよな～～～～～～～～～～～という話です。

繰り返しになるけど普通に面白いしよくできてる映画でした。タイトル通り「デッドプール50％、ウルヴァリン50％」って感じだったのかなと思います。それぞれのファンに目配せしつつ、X-MENシリーズとMCUシリーズをつなぐ役割をまっとうしつつ、ディズニーという巨大資本の枠組みに上手く収める（デップーにはちゃんとディズニーいじりもさせる）という難しいことを絶妙なバランスでやっていてすごい。でもなんかデップーがそんな小器用な感じで立ち回ってるとなんかヤダ！という複雑な俺ちゃん心がありました。

実際デップー節みたいなのはかなり随所に出てきて、僕も見ながら笑ってたんですけど、なんで最終的にこういう引っかかりが残ってるのか正直自分でもよくわかんないです。1、2と監督が違うというのも大きいかもしれません。

僕の中でデッドプールというのはクレイジーな愛と破壊の体現者で、映画のお約束や大人の事情を高度なギャグセンスのみでぶち壊して「笑えるからヨシ！」と成立させてしまうところがかっけーしロックだしラブだなと思っていました。まあ今回もそういうことを全面的にやってるんですけど、なんか後半に行くにつれて物語の要請に大人しく従っちゃってるような気がして、裏切りが少なかったような印象が残った。

もちろん2人の映画だからウルヴァリンを立てる必要があるとかもわかるし、そういう意味で「デッドプール3」じゃなくて「デッドプール＆ウルヴァリン」なんだよなあとも思う。20世紀FOXのX-MENシリーズに思い入れのある人なら200点満点になる映画かなとも思います。あくまでデッドプール単推しの人間の初見の感想としてご理解ください。厄介ファンみたいな不満を並べる感じになってしまいましたが、実際めちゃくちゃ面白かったしまた何度も見ると思います。

あとちょうど同日にスシローのストリートファイターコラボが始まっていたので帰りに妻と行ってきました。

コラボと言っても数品のコラボメニューがあるくらいなので基本は普通に寿司食っただけですが。「100皿食ってSNSに写真をのせよう」みたいなエドモンドみのあるチャレンジもありますが、それはもうストリートファイターじゃなくてただのフードファイターだよなと思った。

辛い寿司食うとキャラの絵がついてくるコラボ。「このピック持って帰ってもいらないな」と思いつつ一応食ったんですが、意外と唐辛子ぶっかけた寿司がおいしかった。

コラボメニュー1品につきコラボシールが1枚もらえるやつ。これが欲しくて行ったみたいなもんですが、なぜか対象メニューが「チーズケーキ」のみでイラストは全12種類ある。なので今全国のストリートファイターファンは寿司屋に行ってひたすらチーズケーキを食い続けるという苦行に身を投じていると言います。少しずつデブになる、それがいいんだ。

くら寿司のびっくらポン的な感じでいろんなお寿司をたくさん食べるとストリートファイターグッズがもらえる、的な方向性だったらいいなと思いました。