人生における「意味のあること」ってなぁになぁに問題
先日Twitterで「意味のあることをしたいなあ」みたいなことを言いました。
こういうのは半分ポエムのつもりで言うておりますので、どのように解釈していただいても構わないのですが、最近よく考えていることなのでもうちょい詳述してみます。
大きくは自分の人生に対する姿勢、アティチュードの話なんですが、ここでは主に仕事とか活動とか日々の行いみたいなことを考えました。あんま直接的に言うと角が立つかなあということをふうわりとぼかして言うたのですが、あえて直接的に言うと私のやってるWebライターという仕事なんかでも、いわゆる「いかがでしたかブログ」みたいなものに代表される金のためだけで中身なんもないうんちみたいなものが業界で横行しているわけです。そういうのマジ嫌メンスねえ、というお気持ちがこめられています。全部言うたった。
ただまあ私もしがないおまんま食い隊の一員であり、どうしてもいわゆるPV至上主義とかに加担してしまう側面もあるわけです。その日の米や味噌を買うために、愛するインターネットに自らの手でうんちを増やしている。そういうアンビバレンツな葛藤というか、インターネット業務上過失致死みたいなことをやっている気持ちになるときがある。
まあ、こういうのはどんな仕事でもどんな業界でもあると思うのです。だから私は古来から一貫して「社会が悪い。資本主義が悪い」と言ってきました。これは「しょうがないよ、あなた(私)は悪くないよ」という個々人への励ましみたいな意味でもある。働かないと生きてけないもんね。
だけどもだけど、私も近年膵臓やら精子やらいろいろ失いまして、命を落としかけたりつなぐことができなくなったりして、それでもなお生きていくという余生において、まだ目先の米や味噌のために全力でうんちを作り続けるのさすがにむなしいな、僕は、と思ったわけです。それも尊いことなんですけどね。生きるってことはうんちすることでもあるので。「快便だと嬉しい」という気持ちが生命の本質であり全てだという見方もできます。
まあ僕はそんな経緯で会社辞めて、今はこういうnoteだったり、フリーランスとして好きな人とやる楽しい仕事だったり、なんか生産的、建設的だと思える仕事や活動をなるべく優先してやってみてるわけですが、やっぱり収入の基盤となるのはお金によるお金のためのあれやこれやだったりするので難しいなあと思います。
こんなことはみんな中学生くらいのころに気付いて、20歳くらいには折り合いをつけて生きてんのかなと思うんですが、いまだそんなことを延々と考えてるから膵臓なくなるまで酒飲むことになるんでしょう。
「そもそも生きてる意味ってなぁになぁに?」という哲学書の1ページ目みたいな問いについてなんですが、私の答えは2ページ目に書いてあるのと同じで「そんなものはない」だと思っています。
これまでは「生きてる意味なんかねえから酒飲んで脳をふわふわさせて苦しみから解脱するんや、その瞬間だけでも」という思想だったわけですが、「生きてる意味なんかねえから生きてる意味を見出してそこに没頭することで苦しみから解脱するんや、その瞬間だけでも」という思想に変わったわけです。それが「残りの人生なるべく意味のあることをしたい」の真意。
その1つが自分の重症急性膵炎や無精子症の体験を伝えるnoteで、こんなんなっちゃったからにはせめて誰かの何かの役に立てばいいなあということでやっています。
生来のひねくれ者なので常識への逆張りでアル中になり、逆張りの逆張りで今は「誰かの役に立ちたい」みたいなことを言っているという自覚があります。より正確に言うと「誰かの役に立っているという実感を得ることで俺が生きている意味を感じて楽になりたい」ということになる。それちゃんと言わないと気持ち悪いからちゃんと言っとこう。俺は自分への祈りとして徳を積みたいと企んでいる。
先日、フリーになったのでTwitterのプロフィールを少し変えたんですが、自分の属性として病気とかのこと書いときたいけど、「そういう人」として見られたくないという複雑な膵無し心があり悩みました。膵無しのほうは「重症急性膵炎王」(僕より重い急性膵炎の人はあんま生き残ってない=王)といういい称号が見つかったんですが、種無しのほうはまだいいのが見つかってません。ちょうどいいのがあったらぜひ教えてください。
長い入院から退院したのが2023年3月13日でした。現在のこの生き方が始まってちょうど1年が経ち、今はそんなことを思いながら生きています。
以下、マシュマロ返信です。今回のツイートに関するあれこれなど。
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