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失われた30年、で終わらず40年か?

 自分の人生を振り返ると、様々な物事を見てきた。
高度経済成長からオイルショック、ジャパンアズNo.1の1985年を経て、
バブル経済へと向かう。バブル絶頂期に会社に入り、あっという間にバブル崩壊。気がつけば勤めていた会社は外資に買収され、グローバル経営の名の下に日本を軽視される有様である。
「失われた30年」と呼ばれて久しいが、そうこうする内にもうすぐ40年になってしまうではないかw 個人的な性分なのか、仕事柄の癖なのかわからんが、
そもそも何でこんなことになったのか?ということが、ずっと気になってしょうがなかった。様々な経済評論を調べても、何か核心をついていない。諸説あるもののどれもピンと来ないのである。物事には万事原因があって、結果に繋がる。複雑に絡み合っていても真の要因は意外とシンプルだったりする。
そんなことを思っていたら、とんでもない本に出会った。なんと!失われた30年の原因、犯人は誰なのか、全部書いてある論文だ。それに加えて、円とドルの為替レートは何に影響するかも書いてある。目から鱗とはこのことか!
この本は2001年に出版され、現在絶版となっている。20年以上前に出版されていて、恥ずかしながら「全く」存在を知らなかった。概略をまとめてみようと思う。

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