ピカソの謎の版画は本物か偽物か?!美術館で資料探索!ピカソ再生ドキュメント②
実家から謎のピカソの版画が出てきまして(だいぶ前にアップしていた)、一体これは本物なのかそれともただの模造品なのか、全く詳細がわからないのですが、ちゃんと見てみると、偽物ではないような気がしてきたので
色々調べてオークションに出品してみようと思い、調査を始めました。
第二話です。
この動画は、だいぶ前に2回に分けてアップしてましたが、今回再編集して一本にまとめて再アップしました。
前回に書いたように、とにかく謎が多いこのピカソの版画ですが、だんだんいつ刷られたものなのか、どこで刷られたものなのか、どこから出版されたのかなど、色々なことを調べなければならないので、
こういう時は、美術館にある、資料室に行くのが1番なんです。
まずは、国立新美術館、そして東京都現代美術館の資料室へ行き、この版画が掲載されている何かしらの資料、図録などを調べに行きました。
オリジナルの原画作品というのは、鑑定機関があり、鑑定書が発行されるので良いのですが、版画の場合、ほとんどの場合、鑑定書は発行されません。
では、何で真贋を判断するかというと、図録に掲載されているかどうか。
同じ絵柄が、公式的な図録に掲載されているか、又は、何かしら展示の資料などに掲載されているか。
ますはこれが重要になってきます。
もちろん、図録に掲載されていても、ただコピーされたものだったり、明らかにインクジェットプリンターで印刷されたような、粗悪な偽物もあるので、実物を見て判断しなければなりませんが
この版画は、何十枚も版画がセットになっている中の一枚なので、図録の掲載がないから、困ったもので
とにかく何かしらの資料を調べなければならないです。
美術館の資料室には、一般的な美術手帖やアートコレクターズなどの月刊誌も置いてありますし、他の美術館の展覧会カタログや、古い貴重な資料、公式図録などなど、たくさんの資料があるし、無料で利用でき、必要なページなどは有料ですがコピーも可能なので、とても便利。
家が近かったらいつも入り浸ってると思います(笑)
美術館によっても持ってる資料が違います。
ホームページから資料検索も可能なので、何か調べ物がある方はぜひ利用されるのをオススメです。