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【学級通信】最後の夏。
学年...3年生
時期...夏季総体直前
意図...最後の大会・演奏会に向けて、悔いのない日々を送るようにする
👇ここからが実際に発行した通信の文章です。
夏季総体。0-1の1点差ビハインドで最終回。
1アウト1塁。
「◯◯(僕の名前)、次、代打でいくぞ。」
監督に呼ばれ、ネクストバッターとして待機していました。
打席のバッターにはバントのサイン。
成功すれば2アウト2塁で打席が来る。
俺が打って同点にしてやる。
バントは綺麗に決まった。
相手守備は1塁に送球し、2アウト。
打席に向かおうと立ち上がったとき、
2塁ランナーが飛び出していた。
タッチ、アウト。
ゲームセット。
僕の最後の夏は、打席に立つことなく
終わりました。
歓声と悲鳴の入り混じった球場で、
僕はただ、ぼーっと立っていました。
これは、中学生の時の◯◯少年の実話です。
試合後の整列でみんなが泣いている中、
感情が追いついていない僕は泣けませんでした。
ミーティングで、最後に監督からの
「ごめんな、◯◯。出してやれんかった。」
の一言に涙したのを覚えています。
僕は、中学から野球を始めました。
同級生の多くは小学校から野球をしていて、
「周りの人の方が上手いもんな...」って、
一歩引いていたような気がします。
きっと、自分を守るための言い訳だったんです。
もっと真剣に練習していればよかった。
自主練をもっとすればよかった。
スタメンをとれるまで頑張ればよかった。
なんて考えても、終わってからじゃ遅いんです。
もうすぐ、最後の大会。最後の演奏会。
どんな結果でもきっと、後悔は残ります。
それでも、
「自分なりに頑張った!!」と思えたら
少し前を向けると思うんです。
最後まで、駆け抜けてほしいです。
今日の練習から、何かを変えていこう。
僕も野球部の監督として、精一杯やってきます。
お互いに、幸あれ!!
僕は中学(軟式)、高校(硬式)、大学(準硬式)と
10年野球をしてきました。
イップスになったり、ケガをしたりと
上手くいかない時期もありましたが、
やっぱり楽しかったです。
部活動で得たこと、学んだことって、
やっぱりたくさんあります。
子どもたちも、部活動を通して、
何か大きく成長してほしいです😊
ここまで読んでいただきありがとうございます😊