カラダを取り戻すための「目」
渋谷・青山のパーソナルジム「b{stoic」でパーソナルトレーナーとして活動している仙福(せんぷく)です!
私は日々お客様のお身体を改善するためのトレーニングをご提案させていただいていますが人によってお悩みを解決するための課題は様々です。
その中でも猫背や肩こり、巻き肩などに影響が大きい要素のひとつが「視覚機能」
視力ではなく「視覚機能」です。
視力とは「対象そのものを正確に見る力」
視覚機能とは「対象を正確に捉え、それに伴う身体の動作を脳へ正確に伝える力」
正確に見えるだけでは体の変化は起きません。見えた情報が正しく脳へインプットされることではじめて姿勢や痛みに影響を及ぼします。
今回はそんな視機能についてお話します
視機能の役割
①ピント調節機能:対象にピントを合わせる能力
②周辺視野確保機能:見たいものに加え、その周辺も捉える
③両眼視機能:両目でモノを見る能力
④イメージ機能:見たものを脳で映像化する能力
⑤運動感覚機能:眼と身体の連動性
これだけの能力がそれぞれ機能することではじめて外の情報を正しく脳へ伝えることができるんですね。
特に日頃トレーニングを指導させていただいているお客様は②周辺視野確保機能の能力が著しく低下しているパターンが非常に多いです。
おそらくお仕事でもプライベートでもスマホやPCなど小さい画面を凝視する時間が圧倒的に長いために周辺の見る能力が低下しやすいのだと思われます。
周辺視野確保機能の役割
視野とは眼で見ることができる範囲で
見ているスマホを中心とした30度以内の範囲が「中心視野」
また、文字が見える範囲は2度ほどと言われています。日頃いかに狭い視野での生活を強いられるのかが分かりますね。
ちなみに中心視野も外側を「周辺視野」と呼びます。
周辺視野確保ができなくなると
PCやスマホで文字を見るために極端に狭い視野で見つめることを強いられると猫背や肩こりを誘発します。
なぜならば
・文字を見つめるために頭を固定する必要がある
・一か所を見つめることで頭の位置が前方で顎が上がった状態で固定される
これらにより構造的に首肩へ負担がかかりやすい状態が続きます。
また一か所を見つめ、画面の光を浴び続けることで交感神経(体を緊張させるシステム)が優位となることもコリや姿勢を歪ませる原因となります。
周辺視機能の回復には?
まずは首を上下左右に動かして筋肉の硬さを確認してください。その後
①スマホの画面をジッと30秒見つめる
②外の景色をぼーっと眺める(上下左右180度一度に見るように)
それぞれのあとに首を動かしてみてください。
おそらく②のあとに首が動かしやすくなったのが実感できるはず。
要は周辺視機能向上のためには外を眺めるだけでも効果的なんです。
肩こりや猫背でお悩みの方は是非やってみてください!
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