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「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」

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本書のタイトルを、あえて「建設・不動産のデジタル化〜FMBIMの活⽤〜」としたのは、建設・不動産の発注、所有、管理、経営の第⼀線にたつ多くの皆さんにBIMの有効性を証明し、BIM…
このマガジンを読むと、BIMを含む建物のデジタル化、FMBIMなど、建設プロジェクトにおける最先端…
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「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その14 Ⅳ. FMBIM を支えるAI及び先進的分析技術

「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その14 Ⅳ. FMBIM を支えるAI及び先進的分析技術


Ⅳ. FMBIM を支えるAI及び先進的分析技術1. FMの評価・分析とは1.1 FMBIMの将来性

FMは、企業が施設資産を効率的に管理し、無駄のない管理を促進するための手段だ。 建物は多くの資産で構成されており、完成後は徐々に劣化する。 このため、メンテナンスを行い、常に正常な状態に保つことが重要。 そのためには、資産の状態を把握し、評価し、予測することが重要なメカニズムのひとつ。そのため

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「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その15 3.1 AIとBIMで効率的なFMへ

「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その15 3.1 AIとBIMで効率的なFMへ

3. AIについて現在、ITやAIを活用してビッグデータを分析し、経済予測が暗号技術、各種認証技術に活用している。また、ディープブルーなどのようにAIを活用することで、囲碁のチャンピオンに勝つようなことも可能になった。

3.1 AIとBIMで効率的なFMへ

近い将来、FMの情報処理で人工知能を利用して建物の価値を判断することが期待される。保全の分野では、予防保全と事後保全という管理概念があった

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「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その17 【コラム2】 ニューラルネットワークの原理

「建設・不動産のデジタル化 〜FMBIMの活⽤〜」:その17 【コラム2】 ニューラルネットワークの原理

①情報ネットワークモデル

 情報ネットワークは文字通り入力された情報を出力へ流す仕組みのことをいう。図―1はx1,x2に情報が入力され→をたどってyへ出力される流れを示した図である。途中のwは重み値といい、sは流れてきた情報の仕分けをする部分だ。情報を流す仕方は次の式を通して下流へ送る。

x1、x2から入ってきた値は重み値を掛け合わされyの値になる。この値がプラスの場合y=1、マイナスの場合y

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