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1級建築士の設計製図試験から1週間、あの時自分はどんな心境だっただろう
1級建築士の設計製図試験が終わって1週間が経とうとしてますが、受験生のみなさんはどんな心境で過ごしたことでしょうね。
去年の設計製図試験が終わって1週間ごろって、やっぱりあれこれいろんな情報追ってました。北側からの進入路の話だとか東の駐車場からのアクセス、高天井の考え方…。
やり切ったつもりでいたから気にしないようにしてたけど、目指すところは自分ももちろん合格なので気づいたら追ってた感じでした。
じゃあ去年受かってなかったら今年は受けた?かというとそれはどうかな?というところ。
仮に去年落ちてても、多分今年は受けなかった
先日会社で「今年の1級建築士の設計製図、エグかったらしいな」という話になって、つくづく去年受かってて良かったなという話に。ちなみにその時一緒に話してた後輩は設計製図4回目での合格だけど、私は結論から言うと、去年落ちてたら今年は受けてなかったと思います。
というのも日建学院の学費。
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さすがに2年連続で50万を捻出するのは厳しい。それに2年で100万というお金を資格手当で現役時代に回収するには歳をとりすぎた。
なによりこれまで1級建築士を持たずに仕事をしてきてるので、そこまでの執着心もなかったから。
あとはあれだけのプレッシャーと緊張感に対して2年も続けて維持していくメンタルも多分なかったかな。
とはいえ1級建築士のブランド力は凄い
半年くらい前かな?やっぱり1級とって設計事務所立ち上げた知り合いが合格のお祝いで飲みに連れてってくれました。そこに同席したのは、以前から私を引き抜こうと誘ってくれていた人。
ぜひうちに来ませんか?というお誘いと同時に出してきた条件が、今の給料のピー(自主規制)倍をお約束します。とのこと。(もちろん2倍とか3倍とかっていう数字じゃないですよ?)
さすがにその条件に知り合いも唖然。
実際に現場がこなせる施工管理技士っていうのは少ないようで比較的それなりの条件を見かけますけど、そこに1級建築士という付加価値はかなりデカい様子。
でも断りました。
いずれ気が向けばこの件について書くかもですが、今回はこの話は本題でないので。
すでに合格が怪しい人が過ごす時はいかほどのものか
2023年の1級建築士製図試験は初の北側斜線ということで、最後まで日建学院に通った人は回避できたという人は多かったと思います。でもそれでも落ちたクラスメイトはいましたし、総合資格ではやらなかったらしいので、あちらの学院生はさらに多かったかもしれないです。
幸い私は日建学院の夜間まできっちり通いきったので、北側斜線についてはクリアしてましたけど、やっぱりいろいろやらかしてたので、そのへんの不安はずっと心の何処かに引っかかってた気がします。
でももう1週間か2週間ほどすると「どうせ心配しても結果は変わらないから」と割り切れると思いますので、もう少しの辛抱。
この試験はたまたま奮起して受験して受かる人もいれば、何度も挑戦してかなわない人もいるかもしれないです。なので現時点で合格の望み薄という人が発表まで過ごす日々、そして来年の再受験までに時を過ごす気持ちというのはすごく辛いものだろうというのは簡単に想像ができます。
でもこの歳になって取ってみると、もっと若い時に頑張ってればもっと違う景色を見てたかもしれないと思えます。
時間やお金、犠牲にするものは多いですけど、腐らず挑戦してみてほしいと思います。