1級建築士設計製図のポイントは記述にあり
R5年、約20年ぶりに1級建築士試験を受験し、学科製図ともにストレートで合格しました。この記事では設計製図において感じたことを一つだけお伝えしたいと思います。
それは設計製図の記述こそ合否を分けるカギであるということ。
設計製図の採点は闇に覆われてると言いますけど、図面に決定的な不備がなければあとは記述勝負。記述こそが合否の別れを決定つける可能性があるということを、受験生の皆様には覚えておいてほしいところです。
なぜか。
うわさでは設計製図試験では製図が6割で記述が4割と言われるほど、思っている以上に記述のウエイトは大きい可能性が高いのです。
にも関わらず、この製図試験においてエスキス能力を上げること、作図時間を短縮する作図対策に時間を取られて記述が疎かになりがちだから。
どんなに準備万端でも試験の傾向を変えた初出のサプライズ問題はあります。
でもそんな出題があったとしても必ず欄を埋めてる人はいるし、合格する人はいるんです。「いや、過去問になかったから…」と試験を捨てるのはもったいなくないですか?
だからこそ対策をしておいてほしいと思います。
記述対策をすることによるメリット
記述によって差をつけることができる可能性がある
はっきり言って「エスキス」「作図の仕方」っていうのは、みんなめちゃめちゃ突き詰めてると思います。
でも標準解答例を見てもわかるんですけど、要求に対するエスキスは割と自由な感じです。なので時間内に書き切る事ができるレベルの人達が、要求文を正しく読んでそこそこ正しくエスキスさえしてあれば、清書する作図という作業に対して合否を左右するほどの差が生まれるとは思えないのです。
それよりも記述。
冒頭にもふれたように、作図に時間を追われて記述対策ができてないと、ここで大きく差が開く原因になり、ひょっとしたら受験生の中でも製図の点数が低い人が記述によって合格するという可能性も考えられるのです。
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