毎朝10分でわかる海外ニュース2022年2月25日
みなさまおはようございます。今朝のニュースは「西側諸国がロシア制裁強化、バイデン氏のスピーチ5つのポイント、欧州の株式急落、カナダの制裁、オーストラリア首相の反中戦略」の5つです。何においても今朝はロシアのウクライナ侵攻に尽きるかと思います。刻一刻と変わる状況において最新の情報をここで流すのはあまり意味がないかと思い、特に気になった記事をピックアップしました。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国など世界の国々がどのような制裁を与えるのか、そして今後どのように世界はこの戦争を反映していくのか？
地政学的観点からオーストラリア首相が次の選挙に向けて中国を名指しに対抗馬を吊し上げる発言をしています。これは今月領海内に侵入した中国籍の船がオーストラリアの航空機をレーザー照射するなど目にあまる行為が連続しているためと言える。このように世界各地で領土、領海を広げようと常に動いている国がこの侵略を受けてどのように行動して行くのかに注目しています。
Biden Ratchets Up Russia Sanctions as West Fears Fall of Kyiv
バイデン、キエフ崩壊を恐れる西側諸国がロシア制裁を強化
欧米諸国がキエフが数時間以内に陥落すると警告する中、ジョー・バイデン大統領はウクライナへの侵攻を理由にロシアに厳しい制裁を課した。ロシアの戦車、軍隊、航空機がウクライナの首都に押し寄せる中、バイデン氏はホワイトハウスから国民に向けて演説し、「ロシア経済に厳しい代償」を与え、外貨でのビジネス能力を阻害することを約束した。"これは全ヨーロッパにとって危険な瞬間だ "とバイデンは言い、"次の数週間と数ヶ月はウクライナの人々にとってつらいものになるだろう "と付け加えた。ロシア軍はウクライナの防空網を効果的に排除し、隣国全体に急速に進攻した。つまり、ウクライナの首都もすぐに制圧される可能性があると、西側情報機関の高官が述べた。
Five Takeaways From Biden’s Speech on Russia’s Invasion of Ukraine
ロシアのウクライナ侵攻に関するバイデン氏のスピーチから得られる5つのポイント
ロシアのウクライナ侵攻を阻止するための米国の取り組みに関するジョー・バイデン大統領の演説の要点は以下のとおりです。
・バイデン氏は、米国はロシアの大手銀行5行を制裁すると述べ、これらの銀行は合計で1兆ドル以上の資産を持っているという。
・大統領は、一部のヨーロッパ諸国の反対により、米国とその同盟国は今日、ロシアをスウィフト金融メッセージシステムから排除することはないと述べました。彼は、このオプションはまだテーブルの上にあると言います。
・ホワイトハウスは、国際的なパートナーとの緊急備蓄の放出や、エネルギー取引に対する制裁の回避を通じて、原油価格の高騰を防ぐよう努めることを明らかにした。
・ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油が商品市況を大きく動かし、本日の上昇分のほとんどを失った。それでも、ドルや国債のブルームバーグ・ゲージが上昇するなど、ヘイブン需要は残っている。
European Stock Futures Plunge as Russia Incursion Sparks Selloff
欧州の株式先物は、ロシアの侵攻をきっかけに急落。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定したことで、欧州株式先物は世界のリスク資産とともに急落した。ユーロ・ストックス50先物は、4％も下落した後、ロンドンの午前4時33分現在で3.3％下落している。米国では、ナスダック100指数に連動する先物は、木曜日にパンデミック急落の深さ以来初めて、株式ゲージが弱気相場に陥る用意があることを示唆している。
Canada Unveils New Russia Sanctions, Revokes All Export Permits
カナダが新たなロシア制裁を発表、すべての輸出許可を取り消し
カナダは、ウラジーミル・プーチン大統領のウクライナへの全面的な侵攻に対する西側諸国の協調報復をエスカレートさせる中で、ロシアにさらなる制裁を課し、数億ドル相当の輸出許可を取り消す。ジャスティン・トルドー首相は木曜日、オタワで記者団に、新たな制裁は銀行や国防、財務、法務省の大臣を含むロシアの58の個人と団体を対象とすると述べた。カナダはまた、ロシアに対する輸出許可の発行を中止し、既存の許可もすべて取り消す。
Australia PM Gambles on Anti-China Strategy to Lift Poll Numbers
オーストラリア首相、反中国戦略で世論調査の数字を上げることに賭ける
オーストラリアのスコット・モリソン首相は、選挙での大逆転勝利を目指し、リスクの高い選挙戦略に賭けている。それは、中国との関係を選挙戦の主要な争点にすることである。53歳のモリソン首相は最近、野党労働党を親中派と決めつけ、主戦派のアンソニー・アルバネーゼ氏を国家安全保障に弱いと呼び、別の議員に「満州族候補」のレッテルを貼ったが、この発言も撤回された。労働党はモリソン氏の攻撃を、自身の政治的生存を確保するための必死の試みであると断じている。
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