【仕事術】直属のメンバーができたらやるべき、たったひとつのこと
こんにちは、shotaroです。
今回は僕が後輩の指導をするにあたって実践し、本人たちからも高評価を受けたコミュニケーション方法を紹介していこうと思います。
交換ノート
結論から先にいますが、交換ノートをやっていました。
前職では新卒を採用することが多く、新卒のメンターを計4人行ってきました。
僕が初めて後輩のメンターになったのは一年目の2月でした。
一年目の頃は先輩が拠点に1人しかおらず、現場最前線を同期3人で営業していました。
なので、仕事ができていたから任命されたかというとそれは違って、僕の拠点に学生インターンが2人くるからメンターをやらざるをえないという状況でした。
僕は入社当初から採用をやりたかったので、環境のおかげで運良くポジション取りができたと思っています。
それでは、本題の交換ノートについて紹介していきます。
後輩は毎日その日の振り返りと1日のスケジュールがどうだったのかを日報として提出するように指示されていました。
僕はB5ノートを買ってきて、本人の名前をミミズみたいな僕の文字で表紙に書き、渡しました。
そして、日報に加えて毎日ノートを提出するように伝えました。
運用ルールは下記です。
・朝出社したらshotaroのデスクに置くこと
・わからないことはとりあえずメモすること
・ファイリングしておきたいことを、メモとして活用してもokなこと
・毎日の振り返りをノートに書くこと
・その場で聞かない内容の質問はそこに書いておくこと
僕はそれを受け取りできる限り毎日赤ペンでコメントを返しました。
春は結婚式の繁忙期ということもあり、2〜3日溜めてしまうこともあり、ここに関しては毎日ちゃんと返すべきだったと反省しています。
書かせているのであれば、書かせる責任がありますからね。
もちろん全てに目を通し、返事が書けなかった時には1on1や帰る前に口頭で伝えたりもしました。
僕がこのノートをやらせた意図は、新人期間を大切にして欲しいという思いがあったからです。
僕自身、最初の1,2ヶ月の悩みを振り返ってみると、そもそも何に悩んでいたか忘れてしまうことが多かったし、今となっては小さな悩みだったと思います。
でも悩んでいる時には、とてつもなく大きいことに思えたり、右も左もわからず苛立ちや焦りを感じていました。
その経験があったから今があると思います。
その苦悩をノートに残しておくことで、こんなことで悩んでいたのか。と立ち返る場所を作っておきたいと考えました。
新しい壁にぶつかってもそのノートを見返すことで
「あの時もしんどかったけれど、乗り越えられたじゃないか。」
と成功体験を思い出す装置としての機能を期待しました。
毎日1on1(面談)をしていたのですが、その時に何か質問ある?と聞いてもその場では思いつかないことが、自身の経験としてありました。
寝る前に考え事をしていて、『明日の1on1で聞こう』と思っていてもいざそのタイミングになると思い出せませんでした。
また夜になると思いだしたり、現場で聞こうと思ってもそんな急ぎのことじゃないしなぁと質問を先延ばしにしていました。
せっかく疑問に思ったことがあったのに、聞けずに終わってしまうことはもったいないと思っています。
忘れてしまうほど、どうでもいいことかもしれません。
でもこれは指導側にとっては大きなチャンスです。
すごく小さなことでも、その時疑問に感じた感情を一緒に噛み砕いていきます。
何を疑問に思ったのか?
なぜ疑問なのか?
自分の中ではどう考えたのか?
そこからどんな感情がわくのか?
周りにはどんな影響を与えられるのか?
などなど、掘り下げていくことで自分が大切にしたいと思える価値観と、思考する癖をつけられます。
僕も聞かれて答えられることもあれば、わからないこともあります。
だからこそ一緒になって考える時間が、とても好きでした。
先輩に言われることは、納得してしまいがちです。
僕は割とひねくれていたと思いますが、かっこいい!と思った先輩のいうことは丸々鵜呑みにするくらい純粋な一面もあります。
後輩に何かを伝える時には、まず自分の中での意見を持っていないといけません。
少し話はそれますが、自分が嫌だなぁと思った先輩の言葉はその人の言葉じゃない時でした。
透けて先輩の上司の姿が見えているような言わされ感のある言葉はとても嫌でした。
だからこそ、僕は先輩からの受け売りでも、一回自分で咀嚼して自分の言葉で伝えようと意識してきました。
今では一番最初の後輩が、拠点長になり頑張ってくれているそうです。
僕は知識もないし、教養もないのでできることは一緒に悩み、考えることでした。
合っているかどうかはわからないけれど、今自分がいいと思っていることは続けていきたいと思います。
goodday!