Xデザイン学校の学び# 6行動観察とインタビュー
マンガ好きのUXデザイン勉強中のへいちょーと申します。
Xデザイン学校ビギナーコースでの学びをまとめています。さいきん、受講者の方から懇親会などで「読みましたよ」と言ってもらえて、うれしい限りです。
第6回目の今回は「行動観察とインタビュー」がテーマ。祝日13時-18時の開催でした!
他の回は、下記マガジンに!
半年間通してのワークテーマとして、協力企業に対する新規事業立案のコンサルティングをしています。
前回までで、担当者・エグゼクティブインタビューを経て、アート思考で考えビジョン・ビジネスモデル・サービスを考えました。
講義パートは、行動観察とインタビューについての解説でした。
ワークパートでは、チーム内でインタビューの練習を行いました。
💡学んだこと/気づいたこと
以下、講義で学んだこと/気づいたことです。
💡行動+発話で理解すると強力
前回学んだエスノグラフィーは、調査対象集団の一員となるような手法でした。暴走族を調べたければ、暴走族に入るんですね。
今回のテーマの行動観察は、一員になるわけではなく、外からみて分析する手法です。
もうひとつのテーマは、インタビューです。こちら、ビジネスの現場でよく行われるが、単独ではなかなか難しい手法である、というのが先生の談。
行動観察したあとに、インタビューをする、この順番がとても大事とのことです。
なぜかというと、行動観察だけでは、なぜその行動をしたか、背景が読み取れないためです。観察後にインタビューを行えば、変わった行動の理由をきくことができます。
また、インタビューだけでは、どういう行動をしているのかわからないですし、ユーザーが思い出せなかったり、話を美化したりします。
よって、行動と発話がセットになってると非常に強力です。
ちなみに、ユーザビリティテストは、行動と発話がセットになってるという点で、ある種レアな手法なのだそう。そういう視点で考えたことはありませんでした。
💡手法とスケール
行動観察は、基本的には、既存サービスを改善することに向いています。(新規事業開発もできなくはないが)
逆に言うと、新規事業を考えるときは、エスノグラフィくらい入り込むことが必要です。
事業をつくるために、5人あつめてインタビューするのでは上手くいきにくい、とのこと。被験者を選んでいる時点で、もう偏っていますし、ユーザーの声から発想した事業は、スケールしにくいためです。
また、インタビューでは、最大公約数的な価値・ニーズを明らかにするのだ、という話もありました。
一人のユーザーがめちゃめちゃ熱意持って言ってるケースに引っ張られてしまうと、スケールしにくいためです。前の話と通じますね。
いままでの講義も踏まえると、創業者のシブンゴトからスタートしつつも、ビジネスモデルとスケールの観点を大事にしないといけないんだなと強く思いました。
💡必殺ワード「そのきっかけは何ですか?」
インタビュー中に非常に役立つフレーズは、「そのきっかけは何ですか」です。
インタビューで明らかにしたいのは、行動の背景です。何度か理由の深堀りを繰り返すことで、深堀りしていきます。
自分で過去やったインタビューでは、時間の関係で、2回くらいで深堀りを止めてしまったこととがありました。
このときは、分析時に、大事な点の深堀りが足りず反省しました…。(事前にどこが大事な点かを明らかにするのも難しいですが)
他にも、個人的には、相手が気になる発話をした際に「XXとは、具体的にはどんな内容ですか?」とかは便利なワードだなと思います。
💡コンテクスト・ゴール・ブランドプリファランス
インタビューの中でおさえるべき要素として、上記3つが紹介されていました。
ひとつは、コンテキスト。被験者が何をしているか。
ふたつめが、ゴール。結果、被験者はどうなりたいのか。
さいごがブランドプリファランス。ゴールを目指して、いろんな行動してるんだけど、なんでその行動にしたのか、という被験者の好みです。
自分の理解では、山の頂上にゴールがあるとすると、登っていることがコンテキスト、なぜその登り方を選んだかがブランドプリファランス、というイメージかな?と解釈しました。
「なぜか?」を明らかにするのがインタビューですが、 なぜの方向性が、「最終的にどうなりたいんですか?」と、「何でその方法を選択したんですか?」の2つのなぜがあるなというのは、個人的にスッキリしました。
🤔その他雑多な感想
⭐次にやること
・山口周の本を読む(続)進捗50%
読み途中…
・定量調査と定性調査の組み合わせ方検討
⏰次回講義
次回は、ペルソナ作成です!
他の回は、マガジンから!
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