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【続・NEEDLES、patagonia】王道の投じる変化球。

お正月早々、ニードルズスポーツウェアの、ロフトマン(関西のセレクトショップ)別注リブパンツを購入しました。

提案はセットアップですが、ボトムスだけ。

「お前、また黒のリブパンツかよ。」という感じですが、グラミチ5号は室内兼用のワンマイルウェアなのです。

5号についてはこちら。

5号は決して悪くないというか、むしろ履けば快適そのものなんですけど、やはり見た目が細かったんですよね。特に横顔が。下手すりゃヤリラフィーみたい。

ヤリラフィーなみなさん

これがちょっと、今の気分ではない。流行り廃りの観点からも、シーンからおもくそ外れてる。

流行り云々はおっさんの私には関係ありませんが、自分のコーデの基本線は上はタイト、下はほどほどにズンモリ、なのです。

季節の関係でバランスが逆になることは当然ありますが、あくまで相対的なものであって、スキニーみたいな細パンツを買うことはありません。

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で、先述のニードルズスポーツウェアのリブパンツなんですが、点数をつけるなら80点以上90点未満といったところです。

少しウエストを下ろし過ぎかな

最近の人にとってのニードルズというのは、ジャージー素材の派手めなトラックパンツだったりするのかもしれませんが、あえてシンプルな黒ポリコットンを持ってくるところが素敵です。

裏生地はニードルズ感全開

触り心地や見た目の生地感(溜まりやシワが出来たときの表情)は文句なし。

ただ、やたら埃や毛クズを寄せ付けます。黒色の弊害というか、1日履いたら晩にはパッと見に汚れているのがわかっちゃう。

こういうところを気にしなきゃいけないのは、ニードルズ「スポーツウェア」の理念に反しているのではなかろうか?
残念ながらマイナスです。

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全部が、とは言いませんが、ロフトマン別注はいいとこ突いてくるんですよ。事あるごとにリリースされる社長肝煎りのscye basicsの別注トラウザーも、数えてみたら4本ありますが、買わなかったものも含め、毎回さすがとしか言いようがない製品に仕上がってます。

私がnoteで昔話をするとき、たまに某セレクトショップとか関西のセレクトショップなんて表現を用いていますが、それはほぼほぼ100%、このロフトマンのことを指しています。

関西以外の方には馴染みがないと思いますが、京都大阪の服好きでロフトマンを知らない人はいません。

むかし1981店にはカフェが併設されていて、それがとにかく美味しかった。

私も京都大阪に住んでいた頃は、20年くらい常連でした。

元はコッテコテのアメカジ系セレクトショップだったのですが、90年代末期にコム(現在のコープ)という系列店を作って、他に先駆けてパタゴニアを大量に扱うようになってから(パタゴニアの直営店が関西にできるまでは、西日本で一番パタゴニア製品を売っていたお店らしい。)は関西的アーバンアウトドアの走りのようなスタイルに変わりました。

その後も多方面に手を伸ばし、まあ、悪くいえばちょっと節操がないのですが、行けばちゃんと「おっ」と思うものがあるというか、嗜好の幅を広げる刺激があるというか、商品のバリエーションは、大手セレクトショップの上を行っているのではないかと思います。

ちなみに数年前に東京にも進出し、代々木上原に店舗を構えていますが、店舗が小さいこともあり、こちらはあまり…。

何にせよ、若かった自分がおじさんになり、服の嗜好も変わる(厳密には、嗜好が変わったわけではなく、年相応にこうありたいという意識が変わった。)中でも、自分のニーズに応え続けてくれる、自分と一緒に年を重ねてくれる、素敵な街の洋服屋さんなのであります。

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前回書いたパタゴニアのシンチラスナップT、同じ柄のものがメルカリで、結構な値段で販売されてました。

いや、マジかよ。

この値段で買う人がいるかどうかはさておきですが。その前回はこちら。

うーん。部屋で着てる場合じゃない。

私は買った服を売ったことはありません(あげたり捨てたりすることはあります。)が、前回の繰り返しですけど、リセールの価格を気にされるかたは、パタゴニアの製品に関しては一見「派手だなぁ…」と思うくらいのものを買っておいた方が良いです。

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パタゴニアといえば、少し前にPatagonia MARSのLevel9シャツジャケットを購入しました。

コテコテのマルチカム迷彩

MARSは既に廃盤になっているだけに、なかなかタマが出てこないんですよね。

一応MARSについて説明しておくと、パタゴニアの軍モノ仕様のラインです。

さらに加筆をすると、レベル●シリーズはアメリカ陸軍の特殊部隊用のハイスペックギアで、PCUなどとも呼ばれているガチモンです。

そうした性質上、流通は軍が基本となるため、民間(一般)に流出するタマはさらに少なくなります。

ところで軍事とか戦争って、一番の環境破壊要因だと思ってるんですが、そのへん、パタゴニアの思想の対極にあると思うんですけどね。MARSラインが今は存在しない理由は、そのへんにもあるんやろか。

それはともかく。

軍モノでも、m65ジャケットやフィールドコードなどはスタンダードに根強い人気を誇る(特に日韓のファッショニスタは好んで着てる印象。)中、↑のようなガチ迷彩を着ている人はすっかり見かけなくなりました。

私もレアモノであるMARS製品であるということや、お値段が手頃だったこともあって、ほぼ脳死レベルで即買いしてしまいましたが、街着として扱うには、正直どうしたもんかという感じです。

ボタン全閉じしたらサバゲーおじさんだし。
街で着るなら、こんな感じだろうか。

最初はネイビーのキャップを被っていたけど、やり過ぎかな

うーん。じゃっかん、こだわらないふりして狙ってるよね的な雰囲気が滲むのは、45歳のおっさんとしてはよろしくない。

教科書どおりに着るなら、白パンだと思います。

あっ、絶対こっちですね。
軍モノはカジュアルに寄せず、年相応に品を持たせた方が、(若い人はともかく)おっさん的にはかっこいいはず。

そんな感じです。

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