【3分で読める】「ノーチラス/ヨルシカ」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解釈】
円形の窓にもどかしさを感じるのは私だけだろうか。
折角海の深部を見ることが出来る船の地下室なのに、見た目の可愛らしさを重視するあまり、可視領域を狭めてしまっている。これでは本末転倒ではないか。そんなことを考えながら、ぼんやりと船内の様子を眺めていた。
そんなことを考えているのは、きっとこの場で私ただ一人だろう。私と同世代くらいのワンピースを着た女性、海の底を眺めようと必死に窓に顔を擦り寄せる子供達。私以外の全員が皆、海の深世界に夢中の様子である。
美しいものを純粋に美しい