すてきなビート
1985年5月25日にリリースされたの3枚目のアルバムです。
ブレイク直後のリリースで、たくさんセールスがあったことでしょう。
私も本当にたくさん聴きました。
シングル曲を含む、全8曲収録されています。
メンバーの作った曲が3曲も入っていて、
子供ながらに
「忙しいのに自分たちで曲も作って凄いなぁ!」と思った記憶があります。
今回も3曲取り上げてみます。
🎵 急接近
作詞:松本隆 作曲:渡辺英樹 編曲:船山基紀・C-C-B
このアルバムに収録されたものとは歌詞違う、
英樹さんverがリリース前からあって、
ライブではそちらが多く歌われたようです。
「歌詞が過激だ」と言われて当時はTVで歌えなかったと
英樹さんがラジオで言ってたらしく。
たしかにね。
ちゃんと歌詞を読むと‥です。
サピの
♪モダンな嘘とnightのnightの部分が、
ないやいや〜と聴こえます。
空想Kissより先の「ないやいや〜」でしょうか。
間奏の英樹さんのずっしりベースと米川さんの唸るギター
keyのアレンジもかっこいい。
アルバムの2曲目で(1曲目はRomanticが止まらない(オモシロ-MIX))
バンドとしてのスキルの高さを、
この曲でバシッとアピールしました。
🎵 二人のシーズン
作詞:松本隆 作曲:関口誠人 編曲:船山基紀・C-C-B
B面の1曲目。
フィンガースナップ(指鳴らし)で始まるこの曲は、
関口さんのボーカルがクールでかっこいい。
「まだ痺れてる」「望遠鏡で」と入るコーラスの英樹さんの声が
ちょっと加工されていて、当時は斬新でした。
この曲とメモリーなんていらないの2曲が関口さんの作曲。
ファーストキッチンのCM曲に採用されたようですが、
私の住んでる地域にファーストキッチンはなかったので、
このCMは見たことがありません。
CMはアニメーションだったようですね。
(この動画はCMではないです)
🎵 浮気なジル
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀・C-C-B
ライブで絶対盛り上がる曲。
3人のボーカルがリレーのように繋がっていくのが好きです。
ライブになると、
笠くんがちょっとだけフレーズを変えて歌うところが面白い。
(笠くんは、他の曲も時々フレーズを変えてますよね)
2015年幻の再結成でも、なぜかセトリに入っていて。
プロデューサー松木隆裕さんのお気に入りの曲だったとか、なかったとか‥
おまけ
🎵 Forever
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:C-C-B
私がアカペラ好きになったきっかけの曲。
とてもハーモニーが美しくて、何度も何度も聴きました。
🎵これから もう恋人だねの「だね」が米川さんの声でしょうか?
子供ながらに、
「よねちの歌声は、こんな感じなんだ!」と
勝手に思って嬉しくなりました。
レコードではA面最後の曲なので、厳かに終わってB面へ。
草間彌生柄のグランドピアノ+C-C-B=アバンギャルド!
でも、奏でている曲は教会で流れるような美しさ。
ピアノの先生に上手って失礼かもしれないですが‥
Taekoさん、やっぱり上手!
ピアノのアレンジもさすがです。
Taekoさんのチャンネルは
C-C-Bのピアノアレンジの曲がたくさん上がってます。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
中学生の私が、初めて買ったLPレコード。
初めて針を落としてから、
曲が流れるまでの数秒間のドキドキを今でも覚えています。
B面に返して、
最後の曲「メモリーなんていらない」が終わるまで、
ずっとドキドキがとまらなかった。
何度も何度も聴いたし、何度も一緒に歌いました。
大人になって聴き返したら、
アレンジの秀逸さや、コーラスワークのきめ細かさがよくわかって、
改めてC-C-Bの音楽性の高さに気がつきました。
私の「好き」の礎になったアルバム。
これからもずっと聴いていきたいアルバムです。