髪を切る
僕は美容院が苦手だ。
あの独特な雰囲気というか、
すごく居心地が悪い気がする。
行ってる美容院のディスりではなく単純に
僕の気持ちの持ちようなんだけど。
僕はチキンだから、
「うお、変な髪型のヒョロガリの男が来た。」
「見た目通りめんどくせえオーダーしやがる。」
「その髪型骨格に合ってねえよ。」
こんなこと思われないか不安になる。
なんか緊張する。
いや変に疑って本当にごめんなさいなんだけど。
余談だけど、
数年前、僕の通っていた美容院に
要望にぴったりのカットをしてくれる
可愛いお姉さんがいた。
美容院あるあるかは分かんないけど、
「彼女さんいるんですか?」
「お兄さんイケメンなんで何でも似合いますね。」
みたいなテンプレセリフをお世辞っぽさを出さずに
言ってくれる人だった。(本音だったらごめんなさい)
確かヤバTとか音楽の話も一緒にした気がする。
苦手な美容院もその人のお陰で心地よかった。
しかしいつの日か予約をする際、
退職したと聞かされた。
ショックだった。
冗談抜きにそれ以降美容院に行く回数が減った。
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めちゃくちゃ前置きが長くなってしまったけど
髪を切るということ。
僕にとってはちょっと勇気のいることで、
ある種生まれ変わるというか切り替えというか。
まあ多分髪切る回数が少なくて
季節や年度の変わる時、行事とかに合わせて
気分転換とか、好きな人の好みにするためとか
好きな人に振られたからとか、みたいなタイミングに
切るから勝手にそう思い込んでる節もあると思うけど。
とにかく緊張する。
心のモヤモヤとかドキドキを切り落とすような感覚。
乙女かよ。
僕は髪長いことが多いけど、
僕にとって髪の毛はコンプレックスを隠すカーテンの
ようなもの。
それを取り払う作業はやっぱり勇気がいる。
そんな感じ。
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書いてるうちに迷子になった。
髪を切ります。
髪を切ると言えばコレ
僕にとってちょっとクスッと笑える思い出の曲