即売会イベントでDLカードを頒布する方法
はじめに
コミックマーケットなど、ゲーム即売会イベントでダウンロードカードを頒布したいとき、ありますよね!!
ただ、どのようにコードやらカードやら準備すればいいかわからない……
そんなときに参考にしてもらえるよう、記事を作成しました。
ダウンロードコードを作る
まず最初に、ダウンロードコードを頒布予定のカード枚数分作る必要があります。
基本的にはゲームのビルドデータを外部サイトにアップして、そのサイトでコードを書き出してもらうのが一番楽かなと思います。
steam
steamが一番おすすめです!
基本的には制限なくコード発行できますし、今後インターネット上で売っていくとなったらそのまま使えるのもいいところです。
登録料は100ドルかかりますが、100ドル分売れれば登録料もまとめて返ってくるはず。
ただ、商品を販売していない体験版公開中のステータスでダウンロードコードを出せるかはわからないです。
conca
concaでもDLカードを作ったことがありますが、
・わりと値が張る。50コードで1万円くらい
・配信期限がある
のが気になるところでした。
ちなみにダウンロードカードもconcaで作れますが、カード自体は他サイトで作った方が安いはずです。
itch.io
こちらもダウンロードキーを作れるようです。おそらく無料。
学生さんなどでお金がない場合は一番いいのかもしれないです。
ただ自分では作ったり入力したりしたことはないため、実際にどのような使用感になるかは試してみてもらうしかないかと…!
基本的に日本には馴染みのないサイトのため、買ってくれた人から怪しいと思われてしまうかも? なのと、クリエイター側の各種設定は英語を読んでやらないといけないのも難点です。
その他
ゲームをダウンロード販売できるサイトだと他にDLSiteやBoothなどがありますが、少なくともこの2つのサイトにはダウンロードコードを出力する機能はついていなさそう。
ダウンロードカードを印刷する
ダウンロードコードを出力したら、次にダウンロードカードの印刷。
バリアブル印刷的な、印刷物の特定の箇所だけリストの文字列に書き換えてもらうサービスがあるところならどこでも大丈夫なはずです。
自分はテクノピーアールをよく使っていました。探した限りでは一番安く、クオリティや納期にも特に問題なかったです!
印刷するものとしてはこんな感じでした!
おまけ①:パッケージを作る
DLカードを頒布するだけなら↑までの手続きで大丈夫ですが、パッケージを作った方が売れ行きが良い(2019年PIANOFORTE頒布時調べ)なので、パッケージの中にDLカードを入れるのをおススメしています。
パッケージのラベル自体はプリントパックで印刷し、箱はサンワダイレクトで買うことが多いです!
印刷するものとしてはこんな感じでした。
おまけ②:パッケージの中に入れるディスクを作る
パッケージを作ったうえで中にディスクがないと微妙な空気感になるので、作ることをお勧めします!
(ディスクと聞くと何となく高そうな雰囲気しますが、用意するうえではDLカードよりも安いです)
ラベル印刷はサティスファクション、データの書き込みは秋葉原製作所で行うことが多かったです。
最近ディスクラベルを印刷できるプリンターを買ったため、ラベル印刷は次から自前でやるかも。ただデータを書き込む作業は自前だと厳しいかな…(一応手動でもできますが、時間がかかるので自分はやりたくない)
秋葉原製作所を使っていた理由は、データできるのがたいていギリギリになりがちなのでその場でできるものがいい・当時家が近かった・デジゲー博の会場に近い 辺りです。データがギリギリじゃなければもっといいところもあるはず。
ちなみに印刷したラベルのデータはこんな感じ。
まとめ
自分がデジゲー博やコミケでゲームを頒布する際は、ダウンロードコードはsteamで出し、パッケージの中にダウンロードカードとディスクを入れていました。
パッケージとディスクがあればダウンロードカードはいらないのでは? と思われそうですが、昨今ディスクドライブがないPCも多い(自分のもそう)なので付けておいた方がフレンドリーかと思います!
ただブースでパッケージの中にカードが入っていることを言わないとお客さんに伝わらないので注意が必要ですね。
例に使った異世界配信者なりきりRPG『●LIVE IN DUNGEON』はsteamその他にて好評発売中! なんとBitSummitでゲームデザイン最優秀賞ノミネートされた作品です!!