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たらぎつながるDAYS

11月13日から15日まで、熊本県多良木町で開催された「たらぎつながるDAYS」のワークショップに参加しました。

多くの方々とお話ができて、「つながる」ことのダイナミズムを実感しました。3日間のワークショップを終えて「変態」の意味を少し考えてみました。

ここで考えた変態は、いわゆる『ヘンタイ』ではなく、生物学でいう変態(メタモルフォーゼ)のことです。
昆虫や節足動物などは脱皮を繰り返したり、その姿かたちを変えたりしながら成長をしていきます。人は昆虫のように外形的な姿を大きく変えることはありませんが、心の成長・発達過程では何回も脱皮を繰り返していることは明らかです。また、人の集合体である会社などの組織にも発達と成長のライフサイクルのあることがよく知られています。

激変する環境の中で、その変化に対応するためには、人も組織も変態(メタモルフォーゼ)を繰り返さざるを得ません。しかし、人や組織の変態は一人では、なかなか実現が難しいものです。多くの人とつながり、刺激を受け、また与える相互作用の中で、人や組織の変態の過程が進みます。

そして、今ほど、変態の必要性と重要性が高まっている時代はないと思います。

人は加齢とともに柔軟性を失い、次第に固まっていくのが一般的ですが、今回のワークショップに参加して、人は、いくつになっても「つながり・交流」と省察(リフレクション)の機会を持つことで、変態が可能だとということを改めて認識させていただきました。

69歳の私でも、いつの日にか美しい蝶に変身できる可能性を秘めていると考えるだけでも元気になります。いつまでも「変態」であり続けたいと思った次第です。今後とも、このような催しに積極的に参加したいと思います。

代表理事 明石照久

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