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100人に1人の勇気 〜 私たちの中に眠る正義の種

朝もやの立ち込める中、私は今日も、パソコンに向かい、黙々とキーボードを叩いている。
40年近く、自分のルーツである「日本人」という不思議な生き物の生態を観察し続けてきた。その目に映る光景は、時に心躍るものであり、また時に深いため息を誘うものでもあります。

皆さん、こんな質問を投げかけられたらどう答えますか?「あなたは正義や公正さを支持しますか?」きっと多くの方が「もちろん」と即答するでしょう。
でも、本当にそうなのか、考えてみる必要がありそうです。

最近、あるニュースが私の目に留まりました。
テレビ局の株主総会で、報道の公正さを守るための提案がなされたのです。
結果は...なんと99%の反対。正義を支持したのはたったの1%。100人に1人しかいないのです。この数字を見て、私は思わず目を疑いました。

でも、よく考えてみれば...。2015年、エジプトのカイロで、当時の首相が「ISILと戦う国々に2億ドルの支援を」と演説したことがありました。
その時、日本人の人質が2人も捕まっていましたが、2人とも命を落としました。国民の命よりも、国際社会での顔色を気にした...そんな政治家を、私たちは選んでしまったのです。

アフガニスタンからの撤退劇も忘れられません。多くの協力者を置き去りにして、日本人職員だけが逃げ帰ってきた。その後の救出作戦も、わずか15人しか助け出せなかった。500人以上の人々が見捨てられたのです。

こんな話を聞くと、「日本人って、ひどい民族なの?」と落胆したくなります。でも、私たち一人一人の中にある、小さな「正義の灯」。それを消さないでいることが大切なのではないでしょうか。

国ガチャ、時代ガチャ。どんな時代に生まれるかは選べません。でも、その中でどう生きるかは、私たち次第。「幸せに生きるスキル」は、誰も教えてくれません。だからこそ、自分で見つけ出す必要があるのです。

本当の幸せとは何か、立ち止まって考える時間が必要なのです。

私たちは、歴史から学ぶことができます。「ノモンハンの夏」や「失敗の本質」。この様な書籍を読むと、日本の指導者たちが、いかに民衆の命を軽んじてきたかが分かります。でも、それを選んできたのも、私たち自身。

1%の正義。
小さな数字に見えるかもしれません。
でも、この1%が、未来を変える可能性を秘めているのです。
あなたは、どちらの側に立ちますか?99%の流れに身を任せますか?
それとも、1%の側に立って、新しい風を起こしますか?


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