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この町の私

昨日は、じつは、前から話に聞いて気になっていた“子どもの居場所”を訪ねたのだった。

そこは普段見学するにはハードルが高そうだったのだけど、求人募集のための説明会があるとのことで、良い機会なので行った。

応募した時には自分が休職するかもしれない事態に陥ってるなんて、思ってなかったとおもう。

説明会、行ってよかった。

からだがホクホクして、なんだかここで働いて行けそうな感じがして、うれしかった。

いや、見学したかっただけなんだけど。
家を出る前に「遊びのつもり」と言って、緊張する気持ちをほぐしてやったりしたぐらい。

でも、頭はそこで働くことばかりを考える。

布団に入っても寝付けなくて、昨日はずいぶん遅かったと思う。

それでも今朝、起きたらその考えは薄らいでいた。

というか、あんまり寝るのが遅かったせいか気がついたら昼前だったし、久しぶりにシャキッとする場に赴いて疲れたのかぐったりしていた。

夕方やっと外に出て、なるべく歩数を稼ぐ方向でコンビニへ行ったり、定食屋さんへ入った。


あっつあつ。


今日は、やっぱりちょっと、疲れていた。

だれかのブログに、「自分はここにいていいの」という問いが止めどなく溢れて、それに答えるかたちで「ここにいていい」と連発して書いてあって、それを読んで元気が出た。

どうしてもやっぱり、「ここにいていい存在」とか、「ほんとによくやってる私」って、思わないことには進めないんだなって、感じた。

コロッケ定食じゃなくて、「焼肉&コロッケ」定食を頼んだのが、「牛肉コロッケ」と聞こえたみたいだった。

でも、これがむちゃくちゃ美味しくて、ついてた味噌汁も小鉢もすごく沁みて、泣きそうだった。

人の作ったごはん、めちゃくちゃ美味しい。と思った。

帰り道、子どもたちの居場所で働くこと、今回は見逃そうと思った。自分を休めるほうが今は必要だと。

そう思ったら、なんか、風がやわらかい感じがした気がした。


明日はいよいよ診断書をもらう(かもしれない)日。

出かける予定があるだけで、なんか いいな。


漠然とした不安に苛まれ、冴えない時間を過ごしながら、でも、一日に一回でも、「よくがんばってる」と思えてる。

自分のために何かしてあげること、それがもう、尊い。そのことを、抱きしめていたいわ。


ねこさんたちを抱きしめるのと同じように。

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