読みたい本とか短歌とか
何を読んでいるんだっけ……と読書メーターを見返す。最近読んだのは、笹井宏之さんの『えーえんとくちから』という歌集です。
表題の「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」がとてもいい。その他の短歌も、日本語の好きなところが詰まっていて、口に出したくなるようなもの。言葉は使い方次第でこんなに美しくなるんだなと思う。
今1番気になっている本。
シオランは『生誕の災厄』を少し読んだけど、一気に読むようなものじゃないな……と思います。お守りみたいに部屋に置くか、持ち運ぶなどしたいから文庫化されてほしいのですが。なぜされないのですか……
自分ってどこにあるんだろうといつも考えています。「たっぷり鈍器」として生きている私は、家族の前ではたっぷり鈍器ではない。道を歩いている間、私はたっぷり鈍器ではない。これを読んでいるあなたの前では、どんな人間になれますか。
自己を自己だと認識できるように、私は創作をしているのでしょうか。どれだけ私が創作をしても私から生み出されるものはすべてなにかの真似事で、世界にはものが多すぎます。
私の言葉も誰かにとってうつくしくあれますように。