『母という呪縛 娘という牢獄』滋賀の教育虐待と佐賀の教育虐待

佐賀の教育虐待、懲役24年が確定したそうです。

▼佐賀県鳥栖市事件内容

ちょうど、図書館から『母という呪縛 娘という牢獄』の本を借り読んでいたところでした。

▼事件内容

・滋賀は30代娘が母親を殺害し懲役10年
・佐賀は当時19歳大学生が両親を殺害し懲役24年

佐賀の方はかなり判決が厳しいと感じました。いや、何があっても人を殺めることをしてはいけないですが。確か親戚が減刑を求めていた気がしますが、判決は変わらず。滋賀の女性はこちらの事件をどう思ったのか気になる。。


話は戻り『母という呪縛 娘という牢獄』今期1番読んで良かったと思った作品かもしれない。正直話はめちゃくちゃ重たい。深く深く深呼吸しながら、何度も本を閉じ、本の感想を母に愚痴りながら読んだ。そして最後に涙が出た。罪を背負いながら生きるとそう誓った女性を応援したいと思った。看護の道にはもう戻れないかもしれないが、この方の今後が明るいものであればいいなと。


筆者と滋賀の女性のやりとりや、日記、手紙などを読むことができるが、文才がある。とても。


読み手を惹き込ませる力がある。特に印象に残ったのが、母親から教育虐待を受ける中、父親の存在を「父は止まり木のような存在だった」と言い表した。こんな詩的な表現すぐ出てくる?


私も教育虐待とまでは言えないが、小中と両親からの過度な期待を感じることがあった。小学校時代は、塾、ピアノ、書き方教室(←この3つは行きたくなかった)水泳、バレー。と習ってきた。毎日習い事に行っていた。


友達から遊びに誘われても「ごめん、習い事があるから」と断る日々。習い事をサボり遊びに行けば、怒られる。当然といえば、当然かもしれないが。
塾を辞めたい、ピアノを辞めたいと言っても泣いても辞めさせてもらえなかった。塾を辞めさせてもらえたこともあったが、また次は違う塾に行かせられただけだった。


テストで90点をとっても「小学校のテストは100点とって当たり前」「こんなのもわからないのか」100点をとっても褒めてもらえない。小学校時代に良い思い出はない。

中学は私立中学を受験した。もちろん私が行きたかったわけではない。私立中学言えど県内の中でも底辺だ。正直誰でも受かる。中学時代も地獄のような日々だった。中学最初に受けたテストは最下位から1つ上くらいだった気がする。頭が悪いと下に見られ、いじめのようなことも受けた。勉強にもついていけない。(家で勉強するということをしていなかった)「辞めて地元の中学に行きたい」と何度か言ったが聞いてもらうことはできなかった。祖父からは「(知名度低い中学(高校も)周りには恥ずかしくて言えない」とよく言われた。多分私はここで心が折れたのだと思う。今も私は中学で時間が止まっている気がする。


▼有明抄


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ぽうろ
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