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ファシリテーション実践 篇

 先日来、路地裏の影から闇討ちされそうになっているわけですけれども

とりあえず、このフェミニスト論争については後日に譲ることといたしまして、今日は告知でございます。主に北九州市に関係する皆様向けへ。

 実は北九州市立大学大学院ビジネススクール、通称K2BSに置きまして特任教授を拝命しておりまして、現在6年目となっております。当初は5年間の任期でのご依頼だったのですが、謎の6年目。多分、今年がK2BSでは最終年ということになるかと思っています。

 ぼくが担当している科目は「プロジェクト・ファシリテーション」というもので、ファシリテーションを実施するための事業企画からファシリテーションの実践までを、90分×15コマの中で教授して行きます。

 詳細は90分×15コマかかりますので、大胆に要約してざっくり3枚のスライドでお伝えしますと、

 時は今やVUCAの時代、ということで、何というんでしょう。

「超絶頭の良いリーダーシップのあるリーダーについて行けば、オレたち安心だぜ!」

とは、みんな思ってないんですね。リーダーが東大を出ていようが、ハーバードを出ていようが

「それって本当?」

と思って眺めています。特に、組織が巨大化すればするほど、この傾向は強まってきます。こういう時代に、みんなが納得して動いていくためにはチームの中での対話が必要、かつ重要ということになります。

 では対話で何をしていくのかというと、これはもうプロセスを作っていくわけですね。ぶっちゃけ、コンテンツの部分、アイデア、情報収集、戦術立案は、頭の良いリーダーがやれば良いのですが、それを上から頭ごなしに命令するのではなく、全員が納得してチームが戦略的に動いていくための整理をしてあげる、というのがファシリテーターの大事なお仕事の一つになります。

 得てして、何かの選択について反対する人は、その選択肢が悪いと思っているから反対しているわけではありません。その意見を発言している人が嫌いだから反対している、なんて場合も往々にしてあるわけです。そういう感情や思考法を整理してあげる。

 このように「コンテンツ・メイキング」ではなく「プロセス・デザイン」の意識を持ちながら、参加者全体の本音を引き出してあげる、となると当然、これは台本通り、予定調和のシャンシャンとした議論ではなく、ライブ感がある対話を産んでいくわけです。

 ライブ感、といっても全く何もない状態で話をしても対話にならない可能性があるので、そこでアンビバレントな話になってしまいますが、事業設計とファシリテーション・スキルが必要になってくる、とまぁこういう流れなのでございます。

 ということで、これらの内容詳細を90分×15コマ、しっかりと学び切ったK2BS林田ゼミ生による実践演習を、来る2月2日(日)に実施いたします。ぜひ、北九州にゆかりの皆様いらっしゃいましたら、どしどしご参加くださいませ。

K2BSの未来を考えるワークショップのご案内
 
 
卒業生、在校生の皆さまに「K2BSの未来を考える」ワークショップのご案内です。
 
職業も年齢も異なる人々が集う北九大ビジネススクールは、皆さまが「学び」と「仲間」を得る機会となったのではないでしょうか。これまで生まれたたくさんの「ご縁」をつなぎ、将来にわたって持続させる方法はないものか? こんな思いから、17 期を中心とした私たち有志はささやかなイベントを開きます。参加無料。お茶とお菓子でくつろぎながら、K2BSの未来をゆるく考えてみませんか。
このイベントは、エグゼクティブ科目「プロジェクト・ファシリテーション」の集大成として企画しました。対話によって会議を促進する手法を学ぶ授業の一環です。当日は17期生を中心とした5人が、皆さまのアイデア出しと取りまとめのお手伝いをさせていただきます。講師の林田暢明先生も出席されます。



〔ワークショップ(無料)〕
〇募集人員 K2BS16期~18期を中心に 20 名程度(先着順)
〇開催日時 2025 年 2 月 2 日(日)
16:00~17:30(受付:15:30~)
〇場所 社会起業大学九州校
(北九州モノレール平和通り駅から徒歩 5 分)

〒802-0006 北九州市小倉北区魚町 4 丁目 3-8 (モナトリエ2 階)



〔懇親会(任意参加、有料)〕
〇料金5,000~6,000 円程度の予定

〇日時 2025 年 2 月 2 日(日)18:00~20:00(予定)
〇場所 未定(小倉駅周辺)

 テーマが「K2BSの未来を考える」となっておりますが、関係者でなくとも客観的な意見はとても重要ですので、臆せずご参加いただければと思います。懇親会への参加も大歓迎でございます。

 参加ご希望の方は、コメントをお願い致します!

(了) 2025 vol.021

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