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福岡ランチの名店 -たつみ寿司- 篇

 よく県外から訪れる友人に

「福岡で何食えばいいの?」

と訊かれることがあります。時間があるときは、アテンドするのですけれども、なにせ月の半分は東京におりますし、突如として現れてお誘いを受けることもしばしばなので、ご紹介がてら記録に残していきたいと思います。

 単に、この土日が仕事で埋まってるので軽く済ましてしまおうという魂胆ではありませんので悪しからず。

 さて、今日、ご紹介するのはかなりの高確率で東京の友人をお連れしている「たつみ寿司」さんです。

たっけーす。夜行くと、ぼくは大酒飲みなので、確実に一人2万円は覚悟していきます。そんなに酒飲まない人は1万5千円握りしめていけばお釣りがくると思います。なので東京からやって来る友人も、夜は連れて行けません。けれど、たつみ寿司さん、ランチはめっちゃお得なのです。

 メニューは、

松コース ー 5,500円
竹コース ー 4,400円
梅コース ー 3,300円
海鮮ちらし寿司 ー 3,500円
旬コース ー 2,200円

となっております(2025年1月時点)。一応、すべて食べてみたのですが、クオリティ的にも、面白さ的にも「旬コース」がオススメです。一番安いです。2,200円です。激安です。

 ということで、この文章を書くためだけに、仕方なく、やむをえず、やむにやまれず、勢いで旬コースを食してきましたので、以下にご紹介したいと思います。

 まず、この日は11時に入店しました。お店は11時オープンです。11:45くらいになると、予約していないと入店できない場合もありますので、ご留意ください。入れなくてもぼくのせいにはしないでください。

 席につくなり「旬コースを」と注文すると、デデンと出てきます。お茶とサラダと茶碗蒸し。この日の茶碗蒸しは、バターが効いた?とても美味しいものでした。

 目の前で、職人さんが握ってくれます。ちなみにお客さんが多いと2階に通されることがあるのですが、2階ですと、マルっとまとめて一気に出てきます。やっぱり、回らない寿司屋の醍醐味はカウンターで食べる頃合いを見ながら、職人さんがホイッと出してくれるところにありますので、ここは予約してでもカウンターに座りたいところです。少人数であれば。

 最初のネタで至高の逸品はマグロです。マグロがめちゃ美味しいのはもちろんですが、その上に鎮座おわしますニンニクの醤油漬けが、塩味と辛味を付け加えてくれていて、控えめに言って最高です。

 最初の3貫を食べ終わったあたりで、お吸い物が出てきます。この日のお吸い物も、メインの具はマグロだった気がします。多分。

 続いてディヴィジョン2の四貫。一番右が穴子のお刺身です。普通、寿司屋で穴子を食べるときは、煮穴子にするか、炙っているか、いずれにせよタレが勝負、みたいな寿司界のセオリーがありますが、実はお刺身で食べると超コリコリした食感でムチャうまです。穴子を刺身で食べれる季節は、もうすぐ終わってしまいますのでお早めに。

 あらヨッとレタス巻も加わって、これで計八貫。

 締めに海鮮チラシも付いてきます。若い人には物足りないかもしれませんが、オジサンには十分な量です。

 なんとデザートまで付いてきます。これで2,200円お得です。福岡に来られた際は、ラーメンもうどんもいいですが、行列に並んでB級グルメ、というよりは、高級店だと思われて観光客があまり寄り付いていない(土日祝除く)激お得ランチはオススメです。

(了) 2025 vol.030

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