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韓国の冬の風物詩
こんなに寒い国に住むとは思ってなかった。
地元は雪もほとんど降らないし、
降っても昼には溶けちゃうようなところ。
そんな私は韓国に住んで14年目。
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寒くなるとキムチを漬ける韓国の人たち。
キムジャンと呼ばれ、11月下旬から12月上旬にキムチを漬ける。
田舎の方では昔よりも少なくなったけど、持ち回りでいろんな家に行ってお互いの家のキムチをつける作業を手伝うそう。
なぜかというと、一回で漬ける量が
白菜100玉とか200玉とか…プラス、材料の大根やその他の具材の下処理等々。
おいおい、気が遠くなるぜ…な作業だから。
都会では、自分で漬けずに市販のキムチを買って食べる人も多いけど、やっぱり手作りは美味しい。私も、夫の友達のうちのキムチが好き。(今年はまだ貰えてない…残念)
今年はデパートでやってる単発のキムチ漬け教室に行ってきた。普段は定期でお料理教室をやってる先生がやってる。以前はお料理教室の方に通ってたけど、時々単発でやってるキムチの回があるから今回はそちらに。
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買い足したタッパー
久しぶりに参加したので先生の気前の良さを忘れていた。前回参加した時はキムチを3キロ作る回だったのに、出来上がりは6キロになったし、以前、料理教室に通ってた時は作ったおかずをたくさん持たせてくれていた。
そんなことをすっかり忘れ、今回は11キロのケースを1つ持って行ったら
『そんなんじゃ入り切らないわよ。』
と言われ、12キロ入るケースを追加購入。
キムチが軽く20キロ出来上がる計算。
20キロよ?(お米で考えたらすごいわね)
教室には既に準備の整った材料。
どんどこ切って、ソースを作っていく。
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ソースは『ヤンニョム』とよばれ、いろんな材料が入る。これを個人で準備するのはやっぱり大変。ここに手袋をした手を突っ込んで、ぐるぐる混ぜて切り刻んだ野菜も入れて、キムチの素を完成させる。ここからの作業は誰も手が離せないので写真も動画も撮れない。
なので、いきなり完成の写真をどうぞ。
ドーン
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11キロと12キロのタッパーにキムチが埋められていく。
ここで問題です。
キムチを作ってるところはデパートの11階です。この二つのタッパーをタクシー乗り場orバス停まで持っていかなきゃいけません。
どうやって持っていったでしょうか?
ちなみに他のマダム達は常連なので、地下の食料品売り場からカートを…
↓
↓
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韓国マダム達は、下準備は万端。これにタッパーを乗せて降りていかれ…。
私はというと、地下のカートを11階まで持ってきていいものか悩み(←日本人的マインド)結局は、トータル約20キロのキムチが入ったタッパーをエプロンやタオルで風呂敷で包むようになんとか縛って、必死で抱えてタクシーに乗った。
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パッと見、見た目がカッコよかった蓋についた二つの取手。機能的にもすごく重くても両手で抱えられる安心感から買ったのは良かったんだけど、ちょっと待って。
一つ抱えるのに両手が塞がるから
いっぺんに二つ抱えられない!!!
かと言って二つのうちの片方だけ持つとそれはそれで重みで取っ手が取れそう…。
まさかの誤算だった。
内面必死だったけど、それを隠して帰宅する私。家に着いた時は肩は抜け、腰は砕け落ちるかと思った。
そんなキムチはその日の夕飯に早速食べ、残りは熟成させながら食べ勧めている。
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今回は唐辛子がちょっと辛かったから辛めのキムチの出来上がり。
あんなに暑かった夏が終わって、しっかり冬には寒くなるんだなぁと思う今日この頃。毎回キムチ作りに参加すると誓いたくなる
『もう次はやらない』
でも美味しいからね。きっとまたやっちゃうね。
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