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SDGsの裏側で ~欲望渦巻くマネーゲーム~
世に溢れるSDGsの謎を解き明かす
昨今、企業がこぞって取り扱う「SDGs」という言葉。みなさんも街中のポスターやテレビ、ネット広告などで見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。SDGs=持続可能な開発目標を企業がこぞって取り扱う理由、そこには社会貢献への意識とはほど遠い、欲望渦巻くマネーゲームが繰り広げられているのです。暴走する政府、建前ばかりの企業、踊らされる一般人といった構図の中で、現在進行形で我々日本人に多大な影響を与えているのにも関わらず、なぜか誰も触れることのないお金に関する話を今回はしていきたいと思います。
そもそもSDGsとなんなのか
SDGsとは国連加盟193か国が2016年から2030年までに達成を目指す17個の国際目標のことです。この目標は2015年9月にニューヨークにある国連本部で行われた国連サミットで採択ました。中身としては貧困問題や環境問題、人種やジェンダーに起因する差別問題など、各国の本音はともかくとして。様々な問題を解決を目指し「誰ひとり取り残さない」という共通理念を持って制定されたのです。
過去の失敗MDGs
実はSDGsの前進にはMDGs(ミレニアム開発目標)というものがありました。これは2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアムサミットで採択された目標です。2015年までに達成を目指すとして国連加盟193か国が似たような8つの目標を掲げて取り組んでいましたが、一部未達に終わっています。SDGsは未達だったMDGsの目標を引き継ぐ形で制定されたのです。国連ではMDGsの目標が未達だった理由を「途上国向けの目標で上から目線過ぎた」と反省しており、後継のSDGsは「先進国を含めたすべての国々を対象とした目標として制定した」としています。要はMDGsは新興国へのODA(政府開発援助)のバラマキがメインであり、先進国の負担が大きく見返りも少なかったのが原因だったので、今回のSDGsでは先進国にもメリットのある内容にしました!というのが実態であるといえます。
エシカル消費・踊らされる一般人
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