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百人一首15番/君に渡す心と花

こんにちわ。狸と猫です。

ことばと絵で一千年前の「今」を歌う、をコンセプトに、一千年経っても風化されない人の感情や情景を、「今」のことばに描き下ろし、そこからイメージするイラストを一首ずつ描いてます。

15番の歌を聴いた時、ただ純度100%に、「君」を想う愛の歌だと思った。
この歌に嫉妬や自己肯定感の低さ、愛の裏返しなどを感じられないと私は思いました。

こんなにまっすぐな歌も百人一首にあるんだ、という印象。

「君」だけを想い、花を渡した時の笑顔が見たいなぁ。
喜んでくれたら嬉しいな。という優しい女の子の姿が浮かんだ。

15番.歌の意味と解釈

No.15
君がため 春の野に出でて 若菜つむ

わが衣手に 雪はふりつつ
(光孝天皇 こうこうてんのう )

▼歌意
雪に降られながら若菜を摘む、相手へのまごころ。
あなたに差し上げるために、春の野原に出て若菜を摘んでいる。その私の着物の袖に雪がしきりに降りかかっている。

嵯峨嵐山文華館より

15番.狸オリジナルの解釈とことば

▼狸/オリジナル解釈

この花を君に見せたいと思ったんだ。
君にあげられるものなんて、心しかないから、
せめて、一緒にこの花と渡そうと思った。

優しい女の子は髪の毛まで優しくてふわふわで、
雪が降っている中、優しい顔でお花を見つけた。

狸翻訳の中でも、ストレートに直球に訳した一首でもあります🌷

狸(TANUKI POJRCT・Orie Tamura)

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