百人一首19番／君がいない物語。こんな恋はしたくない！
この歌は、恋人に会えない時間をまるで「精神と時の部屋」のように長く感じてしまう詩。
あなたに会えない時間をどう過ごせと。
時計の針の秒針が世界に静かに響き渡るような静かで長い長い時間。
チクタクチクタクと、
わたしが泣こうが喚こうがお構いなしにあなたがいない時は進んでいく。
あなたに会えない私は息を吸って吐くだけの獣になってしまう。という「あなたなしでは生きていけない」演歌のような歌だと思った。
この歌を絵で描き起こす時に、恋人に会えない時間を、抱えきれない悲しみの心臓🫀と時計の針⏰で描いた。
私個人としては、こんなに悲しい想いをする恋はまっぴらごめんである。
恋人に会えなくともすくすくと真っ当に楽しく毎日を送りたい！
でもこんな辛い気持ちも数十年生きていれば私にだって経験はある。
こんな想いになる恋は二度とするものか！と思いながら静かに共感性を抱きました、、🫀
19番.歌の意味と解釈
No.20
難波潟 みじかき葦の ふしの間も
あはでこの世を 過ぐしてよとや
伊勢（いせ）
▼歌意
訪れて来ない男をなじる恨みと嘆きの心。
難波潟に生い育つあの葦の節と節の短い間のように、そんな短い間でさえ、あなたとお逢いしないで、このままこの世を過ごせとおっしゃるのですか。とてもできません。
16番.狸オリジナルの解釈とことば
▼狸／オリジナル解釈
時計の秒針がひとつ進む。
あなたがいなくてもお構いなしに チクタク チクタク
わたしが泣こうが喚こうが、お構いなしに チクタク チクタク
息を吸っては吐き出すだけの
獣のように時を過ごす
あなたに会えない物語はつまらないね
狸（TANUKI POJRCT・Orie Tamura）