脱使い捨てについて学ぶ
経済産業省や環境省のレジ袋有料化が始まってもうすぐ5か月目。
調べてみるとすべてのレジ袋が有料というわけではなく…、
・厚さが50マイクロメートル以上の繰り返し使用ができる袋
・海洋生分解性プラスチックの配合率が100%
・バイオマス(動植物由来)素材の配合率が25%以上のもの
この3つが有料の対象外のようですが、まだ出会ったことがありません。
慣れると毎日仕事用のカバンにエコバッグをいつも入れておいたり、手で運べる程度の商品しか買わなくなりました。
大好きな東京丸の内のpatagoniaは以前から袋なしなので、買った服をそのまま自分のバッグに入れて帰ることも違和感がなくなってきました。
以前はお店によっては、レジ袋を断ると値引きされていたが、これだと辞退率が高くなく、削減にうまくいかず、有料化にしたほうがうまくいったということだそうです。
日本では現在一枚2〜5円程度ですが、海外に目を向けると、アイルランドなどでは0.22ユーロ、日本の10倍以上の課税をしているところや、多くの欧州国では禁止しているようです。
アジアでは韓国が1994年から無償配付禁止をはじめていたようです。
日本も含めてアジアってプラスチックバッグだらけと思っていましたが、過剰包装規制などをしたりと、韓国や香港は日本よりも早くプラスチック袋問題に取り組んでいるようでした。
世界で最も厳しいと思われるケニアでは、2017年にレジ袋の禁止法を採択し、製造、販売、使用を禁止し、違反者は最大40,000ドルの罰金や、1〜4年の懲役が課されるらしいです。恐ろしいです。
最近、見つけて読んだ本。脱使い捨て。
2019年出版の本なので、2020年からはじまった日本の取り組みと比較することはできませんが、欧州や米国などの他の国は日本が取り組むずいぶん前より、レジ袋使用やペットボトルの使用の制限をやっていることがよくわかりました。
ペットボトルの水を買わないように、至るところに給水所があるのがいいなと思いました。東京も最近増えていますね。
しかしこのレジ袋有料化。
コンビニやスーパーでレジ袋をもらうことはなくなりましたが、毎日のゴミを捨てるときにポリ袋が要るわけで、今まではスーパーの袋を代用していましたが、ポリ袋をドラッグストアで別途買わなければならず、逆にそっちのほうが高くつくようになってしまっています。
ちゃんとレジ袋もらわないように取り組んでいるのに、もらわないほうが損をすることがないようになってほしいですね。
写真は数年前のマニラの町に流れる川。