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ツールドフランスに1日体験があるって知ってた?

みなさんこんにちは。
前回の自転車イベントから1ヶ月、そろそろ大きなイベントに参加したくてぽこぽこしているKです。
今回はその大きなイベントに参加するために普段からお世話になっているKEIMASA CYCLEと一緒にフランスへ行ってきた話を書きます。
イベント本編のお話はまた後日書きます。
今回も好き放題書くので文は長くなりますがお時間あればお付き合いください。

前回参加した大きなイベントはこちら


参加したイベント

今回私達はフランスとスイスの国境沿いに位置するアンヌマスという場所で行われたL’Étape du Tour de France 2023 (エタップ ドゥ ツールドフランス)というイベントに参加してきました(ここからはエタップと書きます)
私は今回このイベントには初めて参加します。

エタップ ドゥ ツールドフランス

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加用の超人気イベント
2020年、2021年は世界情勢の問題の為に中止になったが昨年度2年ぶりに開催された
日本からの参加も可能だが参加枠が秒で売り切れるため発売当日に携帯やパソコンに張り付くのが必須
参加者はこれに合わせて練習をしてくるがそれでも完走率が60%未満とかなり過酷なイベントでもある

アンヌマスってどこ?と思う方もいると思います。
安心してください、私もわかりません👍
地図で見るとここら辺に位置しています。

アヌマッスがおそらく正式名称(響き的にアンヌマスが好きだからこの名前で統一)

フランスがデカすぎてどこだかわかりませんね(笑)

拡大するとここら辺です。

スイス第2の都市ジュネーブがすぐ近くに位置する

まぁ、ほぼスイスです。

私達の居住地からアンヌマスまでは車で850kmの距離で車だと片道約10時間ほどかかります。
いつもなら出発当日にKEIMASAが自宅まで迎えに来てくれますが彼の住んでいるデュッセルドルフより北西に住んでいる私の家まで来てもらうと余計に時間がかかってしまうために今回は彼の家で前泊してから出発する事にしました。

KEIMASAは今回の撮影のために新しい機材をお迎えしていたようで自宅でニンマリしてました。

7月7日(金曜日)

朝は8時に出発。
朝ごはんを食べる時間はもちろんないので先日から飲み始めたプロテインだけを飲んで出発しました。

今回は3泊4日の日程なので自宅から日数分のプロテインとBCAA、それと栄養剤を持っていきました。

いつもの様に互いの自転車を車へ積み込みます。
私は基本的に自転車用品とリュック1つで済ませますが撮影道具があるKEIMASAの荷物は今回もとんでもないことになっていました。

今回の為にシートを追加購入

当日はKEIMASA宅⇨ルクセンブルク⇨スイス⇨フランスのアンヌマス受付会場⇨宿舎です。

フランスに入る前に一瞬だけルクセンブルクを通る
フランスでは有料高速道路を使う
スイスには車で入国する際に証明書の様な券が必要らしい

後々知りましたがスイスには一切入らずに現地入りすることができました。

普段は行きも帰りもKEIMASAが運転しますがこの日は片道10時間近くかかるので流石に1人で運転し続けるのは無理があります。
と言うことでフランスの高速道路区間では私が少しだけ運転しました。
私も実はヨーロッパで車運転できるんです。
しかし人様の車を運転すると言うのはレンタカーであってもやっぱり緊張します。
更にKEIMASAは最近新しい車をお迎えしていたので更に緊張しました。

彼の車、凄いんですよ。
私が車事情に疎いと言うこともありますが最近の車っていろんな機能がついているんですね。
運転が楽しくなる人の気持ちがよくわかりました。

ちょろっとルクセンブルクに入りあっという間にフランスへ入ります。
一瞬だけとはいえ人生で初めてルクセンブルクを通りました。
どんな国なんでしょうね。

フランスのサービスエリアでの休憩、給油時に隣の車も自転車を積んでいました。

ヨーロッパではよくみる光景
行き先からしておそらく同じ場所へ向かうのだろうか

途中何度か休憩を挟みながら約9時間半程かけてアンヌマスに到着することができました。

久々のフランスの街中です。

早速フランスらしさ全開の出来事が起こります。
1車線道路なのに後ろから車が抜かしにくるわ車間が狭いのにウインカーなしで車線変更するわで交通ルールもへったくれもありません。
みんなやりたい放題です。
特にバイクのマナーはかなり酷いです。
どう考えてもすり抜けする事ができない車の間に無理やり車体を突っ込み嫌がらせの様に車に道を譲らせます。
これでバイクが車に当たって車が悪いって言われたらみんな怒りますね。
何はともあれ現地入りです。
今年4月に参加したベルギーでのイベント時もそうでしたが会場周辺は案の定参加者の車だらけで停車場所が一切ありませんでした。
仕方がないのでちょっと遠めのスーパーに車を停めて会場まで歩いて行きました。

この日の気温は33度
デュッセルドルフとは温度差がありすぎて身体がついていかなかった

超晴天でしたが暑すぎます。
更に日差しも強いので余計に大変でした。
形だけの身体検査をして早速会場内へ入ります。
(私は丸腰だったためほぼ検査なし)

「ようやく着いた」と2人して安堵した

まずは参加に必要なゼッケンを受け取ります。

会場入場後すぐにゼッケン会場がある
登録番号順に窓口が分けられている

何日か前に携帯に参加登録用のQRコードが送られて来るのでそれを受付に提示するだけで登録が完了します。
言葉はボンジュールとメルシーだけ使えれば簡単に乗り切れます。
登録と同時に当日必要になるゼッケン等をもらいます。

計測チップが内蔵されたプラカード、背中に付けるゼッケン
当日預け荷物の引換券になる番号札が入っている
(後日撮影)

イベント参加者全員にはリュックもプレゼントされます。

かなりの容量が入る
(後日撮影)

会場内はいろんなブースがありました。

写真左下が入り口

受付会場すぐ近くには当日走るコース表も展示されていました。

プロは第14ステージにここを走る

様々なブースが出店していましたが全てを見ると宿舎に到着する時間がかなり遅れてしまうのでパパッと見ることにしました。
と言うのもここの地方のスーパーが20時には閉まってしまうのでどうしても会場を19時までには出発しなければなりませんでした(18時に会場入り)
明日の朝ごはん無しは避けたいですからね。

会場内はブースでいっぱいだった
今回のイベント用ジャージ

普段は青いジャージは着ないんですけどね。
せっかくなのでイベントジャージも購入しました。
価格は79€(1万円)ですがなぜか私のジャージだけ75€でした。

奥へ進むと参加者の名前が入った掲示板があります。

参加者約16000人の名前が入っている

奥へ更に進むと歴代のツールドフランス勝者の写真がお出迎えしてくれます。

これぞサイクルイベントという雰囲気

奥のブースエリアは主に補給食関係の出店が多かったです。

中央イベントエリア
近くに暑さで項垂れていたあくまおじさんがいた

今回の参加の際に追加でイベントのリュックを購入しましたがこの会場では受け取れず、係のお兄さんに聞いたら後日発送されて来るそうです。
かなりの大きさなので届くのが楽しみです。
ついでにツールドフランスと言ったらこのカラーというサイクルキャップをもらいました。

ロードレースに黄色と言えばマイヨジョーヌ
(モデル たぬき)

時間も迫っていたので名残惜しいですがパパッと会場を後にすることにしました。

多くのブースの上に見える綺麗な景色

会場から宿舎があるべジー・フォンスネまでは車で17km程なのであっという間に到着します。
宿舎近くのスーパーへ行ったら同じタイミングで今回参加するチームの方とすれ違いました。

約半日の長旅を経て無事に宿舎へ到着しました。

静かで良い宿舎だったがネット環境がかなり悪かった
たまにはネットがない生活も良いなと思った

今回の参加メンバー

書くのがかなり遅くなりましたが今回のイベントの参加メンバーを紹介します。
今回の総人数は私とKEIMASAを入れて8人です。
チームリーダーはKEIMASA CYCLEの動画にも何度が出演してくれている浅野さんです。

それとイベントの参加はしていませんが浅野さんの息子さんのこうき君も一緒に来てくれました。

今回のイベントにあたっての宿舎の手配やプランの作成を全て行ってくれた笹井さん、私と同じくエタップ初参加のエッティさんと昨年度も参加している金子さん、それと当日参加が危ぶまれていましたがなんとか参加する事ができた藤さんです。
残念ながら藤さんだけは宿舎がスイスで出場ブロックが違かったので最後まで会う事ができませんでした。

夕ご飯は近場のイタリアレストランで美味しいピザを食べてその後は宿舎に戻りビールやワインを飲んだくれました。
フランスにいますが夕ご飯はイタリアンです。

左からエッティさん、笹井さん、金子さんKEIMASA

久々に飲み過ぎたからか部屋に帰って歯を磨いた後の記憶がありません。
気づいたら朝でした。

7月8日(土曜日)

この日はイベント前日という事もありKEIMASAと軽く走る事にしました。
私達の現地入りは前日の金曜日ですが笹井さんとエッティさんは水曜日から現地入りしており、その際に走ったという山を教えていただけたのでそこを走ることにしました。

何もないがそれが良いなという景色

ですが少しだけ頭が痛いです。
おそらく前日の夜に飲んだくれたお酒が残っていたのでしょう。
普段はビールしか飲まないのでこの様なことにはなりませんが前日の夜は楽しさのあまりワインにも手を出してしまいそれが原因で少しだけ二日酔いになってしまったようです。
ですが美味しかったので良しとしましょう🍷

自転車を積み込んで目的地へ出発…実はどこを走るのかよくわかっていませんでした。
大まかにここら辺というのは聞いていましたが到着するまでは一体どこへ向かっているのかすらわかっていませんでした。

途中でKEIMASAが車を停車してナビを見ます。

KEIMASA「山の麓に駐車場がないんだよねぇ…上まで行って下山してまた上ってから帰るか、それとも山の途中で停車できる場所を見つけて上るか。どっちが良い?」

K「下山してから上りたくないから途中で停車できる場所を見つけようか」

という事で前日だからという言い訳でなるべく楽をして頂上を目指す事にしました。

スポーツカーの見せ場

本来私達が自転車で上る予定だった山道へ入るといきなり斜度が上がります。
感覚としては10%くらいでしょうか。
あまりの斜度に驚いてしまいました。

KEIMASA「こういう道こそこの車で飛ばさなきゃ」

一気に車の速度を上げます。
あまりの爆速っぷりに動画を撮っていた私は酔ってしまいました。
しかしものすごい勢いで山道を攻めるので超楽しかったです。

あまりの楽しさにKEIMASAも大興奮です。
終始「やべぇ!」しか言っていませんでした。

K「これ全部車で上って(今日のライド)終わりにしない?」

この日のライドはドライブに変更になりました。

途中で何度か山道を上っているローディー達とすれ違いましたがあまりの道の細さに追い抜く車も大変そうでした。
あっという間に山頂へ到着します。

超絶景で驚くばかりだった

見渡す限りの絶景。
私の住んでいる地域ではまず見ることの出来ない景色でしたので感動していました。

「ハイジってこんな場所に住んでいるのかぁ」とぼやいていた

KEIMASAが「『完走しました!』って書いて笹井さんに写真送るか」と言っていました。
事情を話さずに送ったら笹井さんがどれだけ驚くのか…想像しただけで笑ってしまいました。

下山のルートは上って来た道とは反対側から。
道中のコテージ区間がとてもおしゃれでした。

スキーの観光地でもあるらしい

そしてその後はお待ちかねの坂道爆速アタックの時間です。

あまりの爆速っぷりとコーナーの攻めっぷりが凄過ぎてカメラで撮影する事ができませんでした。
助手席に座っていてもお腹に力を入れていないと吹っ飛びそうでした。

ちょっくら国境

自転車を積むだけ積んで一切乗ることなく宿舎へ帰宅した私達は帰りの途中にてスーパーで買ったお昼ご飯を食べた後、暇すぎて遊びに来たこうき君と3人で再びスーパーへ寄った後に近くにあるレマン湖へちょろっと行ってきました。
スーパーへ2回行ったのはイベント当日の際にジャージに取り付けるビブスをくくるための安全ピンを私が無くしたからです。

見晴らしが最高だった
泳げないけど水着を持ってくれば良かったなと思った
老後はこんなふうに過ごしたい

スイスとフランスの間に挟まれているレマン湖ですが湖の中央で国が変わります。
事情はあるとは思いますがよりにもよってどうして中央で国を分けたのでしょうか?
わけわかめです。

観光も終わり宿舎へ帰った私達は夜に夕ご飯を食べながらイベント当日の移動手段、完走後の移動の手順等を話し合いました。

イベント後は笹井さん、金子さん、エッティさん達3人はゴール付近に待機させてある車に自転車を積み込んで宿舎へ帰宅。
私とKEIMASAは自走ということになりました。

楽しかった1日も終わり明日に備えて寝る事にしました。


ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
今回は移動からイベント前日までの話を書きました。
次回はイベント当日の話を書きます。

ではでは👐

「明日嫌って程自転車に乗るから今日はドライブでよかったわ」と呟いていた

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