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レースの後にプレッツェル🥨はいかが?って、口の中パッサパサになるやつやん🤪『Brezel Race Stuttgart 2024』

みなさんこんにちは。
夏が終わりを迎え、もうすぐやって来る冬の季節に怯えているKです。
今回は今年最後のレースイベントに参加した話を書きます。

お時間あればお付き合いください。

先に書いておきますが今回はレースより前後の話がメインです。
というのも今回のレースは自転車仲間であるYouTuberのKEIMASA CYCLEが不在の為、動画がないからです(他力本願ブログ)
ドイツ国内のレースで一緒に参加しないのは今回が初めてです。


今回のレースは

ドイツ国内屈指の自動車メーカーであるメルセデス・ベンツポルシェの本社がある街として有名なシュツットガルトにて『Brezel Race Stuttgart 2024』に参加しました。

🟥がシュツットガルトがあるバーデン=ヴュルテンベルク州
⚫️がシュツットガルト
⭕️が自宅
電車で約4時間程で行く事ができる

参加部門は60kmと110kmの2つです。

🟨が60km部門
🟦が110km部門(正確には107km)
レース後に知ったがコースの形が🥨になっている
名前がプレッツェルレースだからそりゃそうか
レースが始まってすぐに思いっきり上る
上りが終わったら何もない野原をひたすら走る
後半は10km程森の中を走行する
ゴール地点はスタート地点を通り過ぎてからなので一気に下る

高度表を見てお気づきかとは思いますが、このレース結構上ります。
平坦レースかと思っていたのでかなりげんなりしました😫

コース説明はこれくらいにしておきましょう。

今回の参加メンバー

参加者は4人
私が所属させていただいているTeam 639の宮川さんと森さん(フランクフルト在住)
そして昨年のオーストリアのレースに一緒に参加したミュンヘン在住のTAKAさんです。

左からTAKAさん、森さん、宮川さん、私
TAKAさんと一緒に走るのは丁度1年ぶり
森さんは先日新しい自転車をお迎えしたらしく、この日がデビュー戦
1発目のライドがいきなりレースなのは度胸あり過ぎる

まずは現地入り

今回は電車での現地入りです。
ドイツの鉄道は自転車をそのまま乗車させる事ができます(新幹線内に自転車を置くスペースがある)
しかし私が希望する自転車が乗車可能の時間帯の切符は売り切れてしまっていたので今回は飛行機輪行の際に使用する輪行バックで行く事にしました(バックに入れるとスーツケースと同じ扱いになるから予約時間関係なく電車に乗せる事ができるようになる。ついでに自転車料金はかからない)←しかしバックが大きいし重いから運ぶのが超大変。

バックは安心安全のシーコン社のAEROCOMFORT 3.0です。

朝3時半に起きて5時の電車に乗って出発しました。

いろんな自転車が立てかけられている中、1台だけバックに詰め込まれている

到着は10時。
他のメンバーは14時頃に到着予定だったので少し早くに来すぎてしまいました。

シュツットガルトってこんな街だっけ?

この街に来るのは初めてドイツに住み始めた2011年以来なので実に13年ぶりです。
その時はVfBシュツットガルトの練習を見に行っただけだったので街を全く観光しませんでした(2011–2012シーズンに岡崎慎司、酒井高徳が在籍していた)
なので街がどんな感じなのか全く知りません。

という事で少し歩いてみました。

坂道が多過ぎます。

街の作りがまるで神奈川県です。
しかも宿舎までの最短ルート上には階段が300段程ありました。

輪行バックを担いで上り続けるには無理しかありません。

最初と最後の階段は上りましたが、他の階段は迂回してやり過ごす事にしました。

写真中央が階段になっている
これがあと5セット続く
最後の階段は『まぁこれ終わったら宿舎だし』と軽い気持ちで上ったらそこが1番長かった

無事に宿舎へ到着…もう疲れた

20分で着く距離を1時間近くかけて宿舎へ到着しました。
最後の階段がきつすぎてもうヘロヘロです。

中々の絶景
遠くも山だらけ

チェックインは13時からでしたので時間になるまではレストランスペースにてこの日に行われたJリーグを見ていました。

遠征先でもやる事は変わりません。

⇧これ、去年のイタリア遠征の際にも言っていました。

今回お世話になった宿舎はユンゲントヘアベルグ シュトゥットガルト インターナショナルです。

4人での参加なので4人部屋を借りました。

メンバー到着、からのゼッケン受け取り

14時過ぎに宮川さんが到着(今回の宿舎は宮川さんが予約してくれた
その後は2人でゼッケンを受け取りに行ってきました。

窓口が1つしかないので長蛇の列ができていた

19時に現地到着予定のTAKAさんの分も受け取れないかと窓口で確認したところ、意外と運営が緩かったので簡単に受け取る事ができました(前日に運営から送られてくる参加QRコードがあれば代替えで受け取る事ができる)
森さんの分も受け取ろうかと思いましたが連絡が取れなかったので後にしました(この後自分で受けとった)

参加人数が多くないからか受け取り窓口が小さい

夜にTAKAさんがシュツットガルトに到着、みんなで楽しくワインを飲みながらぐっすり眠りました。

ワインは私が所属しているTeam 639のリーダーである浅野さんが手がけている639ワインです。

レース当日

朝は6時半起き。
ホテルの朝食にしては珍しいリゾットをたらふく食べて会場へ行く準備をします。

ここでどえらい問題

出発直前に森さんが困っていました。
何かと思えばお迎えしたばかりの新車のハンドルが好き勝手動いていました。

はて?どういう事じゃい?

どうやら自転車を購入したお店が自転車を組み立てる際にハンドルの根元のネジを締め忘れたらしく、それが原因でハンドルが動いていたようです。

この時点で気づかずに出発していたら道中で事故って会場入りする前に病院入りする方が早かったかもしれません。

気づけて良かったです。

会場入り、いつもとは違うの

この日の参加者は全体で約3000人程。

A〜Hまでのグループ分け表があったのでおそらく各グループ300〜350人程で出走することになります。

GとHの区間が超短い

よく分かりませんがグループ分けの区間が超短いです。

「これ、グループ分けの意味ある?」と4人で笑っていました。

後々知りますが私の前のグループはしっかりと区間が長かったです。

なんでここだけ短いんだろう?

9時半頃、レースが始まりました。

レース開始

ここからは文だけの説明です(頑張って想像して読んでね)

運良く、動画を投稿してくれている方がいたので良ければこちらもご覧ください(19分くらい)

いきなりこれ?

スタート直後の街中は直角の曲がりが多すぎて結構大変でした。

それが終わる2km地点から一気に180m程上ります。

ここでいきなり参加者の選別が行われます。

ここでふるいに落とされた参加者達は強制的に遅い集団を作る羽目になります。
ほとんどの参加者がそれを知っているからなのか(多分元気だから)序盤から結構な強度で坂道を上っていました。
上り切った頃には皆ヘロヘロです(まだ始まったばかりなのに)

次の区間まで何もない

坂を上り切った後は突発的な上り坂が1つあるだけで44km地点まではずっと平坦区間です。

ドイツ人達大歓喜です🎉

しかし困った事が1つ。

風がかなり強くて前に進みません。

集団で風を受け流しながら走行していましたが序盤の坂道で脚が疲れてしまった私は集団から置いて行かれてしまいました。

その後、道中で知り合った女性と2人で協力しながら走行、後ろから来た集団に乗せてもらい事なきを得ました。

この強風の中での少人数走行はさすがに心が疲れます。

この後、その集団からも置いて行かれます😇
一緒にいた女性も途中で力尽きてしまい単体走行になってしまいました。

中盤1番の山場

44km地点から49km地点までの約5kmの短い距離でしたが一気に130m上ります。

序盤で私を置いて行った集団にまとめて追いついてしまいました。

『よくもさっきは置いて行ってくれたな』という気持ちも込めて全員ぶち抜きます。
まぁどうせ後の下り坂で追い抜かれるんですけどね。

本気でペダルを回しても置いて行かれる下山

49km地点から一気に10km下山します。
爆速で下山できるのかと思いきや、向かい風が強過ぎてペダルを回しまくっても全然前に進みませんでした。
体感では時速70km走行をしている気分でしたが実際は55km程しか出ていなかったそうです。

ちょっと感覚バグっていますね🤪

その後、集団に追いつかれた私は集団の最後尾に付いて存分に楽をさせてもらう事にしました。

今回のイベントは

今回のイベントは応援してくれる人達が大勢いました。
集団最後尾で楽をしているので、前を引っ張ってくれている人達の代わりに私が応援してくれる人達に手を振っておきました👋

みなさん大喜びです。

こいつやべぇな

そこら辺からでしょうか。
1人だけちょっと危ない走行をする奴がいました。
私が右側を走行している時にいきなり幅寄せをして来た時点で『ちょっとこいつ危ないな』と思ってはいました。
それだけではなく何度も訳の分からん場所でブレーキをかけてきて危うく集団落車が発生しかけてしまいました。
『さすがにこいつはまずい』という事で集団から出るように誰かが伝えました。

しかしガン無視で集団についてきます

どんなに切り離したくても無言でついてくるのでみんなそいつから距離をとって走行します。
中途半端に実力があるローディーだったのでずっとストレスを抱えたまま走行する事になってしまいました(結局101km地点まで一緒に走る事になる)

楽なんだけどさ

60km地点から82km地点まで村の中や何もない畑道を通ります。

道が細いです。

本来なら集団で先頭を交代して楽に走行する予定でしたが道が細すぎて先頭を変える事ができません。
無理やり走行ラインを変えようとすると風で車体が煽られて畑へダイブです💨
途中に現れる村の道もかなり細くうまく先頭交代ができませんでした。

まぁ、私は最後尾なので『大変そうだなぁ』って思いながら眺めていましたけど。

並んで走行することも可能だが曲がる際に大変な目に遭うのでほぼ一直線で皆走行した
手前の看板は『危ないからゆっくり』と書かれている
レースでその看板は無意味かもしれない

そして瞬間的に道が広くなったかと思えば微妙な上り坂とセットだったのでかなり大変な時間が続きました。

最後の山場、いや森場?

82km地点から90km地点までは森の中を走行します。

ずっと森の中です。
まじでずっと森の中です。

これは飽きます。

そして道は細いです。
幸いな事に森林に囲まれていた事が要因で風の影響をほとんど受ける事なく走行する事ができました。
しかし、そうなると集団の走行強度がかなり上がります。
レースも終盤、疲れてしまった参加者が1人、また1人と脱落していきます。
集団は大きいですが後ろには全く人がいないので集団から置いて行かれてしまった場合はかなり寂しく単体走行です。
それだけは避けたかったので脚の疲れはありましたが頑張ってついてきました。

ようやく外の世界

90km地点からは比較的大きな村の中を走行、そしてバイパスのような区間を走行します。
一瞬だけトンネルを通る事になり焦りましたが問題なく通り過ぎる事ができました(エタップに参加した際にトンネルで大変な目に遭っているから)

最後の坂、そしてゴールへ

101km地点を過ぎるとゴールがあるシュツットガルトの街中まで一気に坂道を下ります。

私は下り坂が超苦手です。

今までお世話になった集団に置いて行かれつつも『残り7kmちょいだからのんびり走るか』と呑気なことを考えながら下山しました。
しかし、意外な事にここでこの日最速の時速67kmを記録しました。

後少し

街中に入り残すはゴールするだけ。
お世話になった集団には置いて行かれてしまったので単体でのんびり走行していました。
105km地点でスタート地点の道を走行します。

106km地点、最後の山場に突入します。

よく分かりませんがめっちゃ上ります😇

100mないのであっという間に終わりますが最後の最後でこの坂道は結構堪えました。
周りの観客達は超応援してくれます。
あれだけ応援されてしまったら頑張るしかありません。

顔だけ頑張って坂道を上り切りました。

ラスト1km
曲がったらゴール

ゴール前の盛り上がりはどこも最高

107km地点、ようやくゴールゲートが見えてきました。
物凄い人数の観客が待ち構えてくれました。

昨年参加したハンブルグのレース並みにゴール前が盛り上がっていた

気分は最高です。

K「今年も1年!頑張った!」

最高の笑顔でゴールゲートを通り抜けました(なんとその写真はありません)

ゴールの後はちょっと忙しい

ゴール後はメダルをもらいのんびりしてから宿舎へ帰る予定でした(この時12時半)

しかし帰りの電車が15時半で宿舎に帰ってから自転車の解体をする必要があったのでその場の雰囲気を楽しむ時間がなくぱぱっと宿舎に帰ることにしました。

プレッツェルレースなのにゴール後のプレッツェルを食べずに会場を後にします🥨😭

本当はこんなどでかいプレッツェルが食べれるはずだった

帰りもきつい

会場入り時は下り坂でした。

帰りはもちろん上り坂です😇

ヒーヒー言いながら宿舎へ帰りました。

宿舎で自転車を解体、しばらくするとTAKAさんが宿舎に到着。
シュツットガルト駅前へ移動して夕ご飯を食べてから電車に乗りました。(宮川さんも合流、森さんは遅れて宿舎へ帰った)
私は北上、TAKAさんはミュンヘンなので南下します。

出発時刻直前にホームが変更、全く気付かず危うく電車に行かれるところでした。

自転車乗車可能車両は15両先の先頭なので急いで輪行バックを転がしながら乗車しました(脚が筋肉痛で全く走る事ができなかった)

乗り換え地点も順調に乗り換え(定刻通りは珍しい)無事に帰宅する事ができました。
その電車の中でプロサイクリングチームのスタッフの方と知り合ったりと帰りも良い時間を過ごす事ができました。

これにて今年最後のレースも無事に終了です🤗

今まで参加してきたどのレースよりも路面が綺麗で最高に走りやすかった

最後に

3月末から始まった私の自転車シーズンもこのレースで終わりです。
今年も事故やトラブルに見舞われる事なく最後まで走り切る事ができたのはとても満足しています。
本当は来月のミュンスターのレースにも参加予定でしたが登録する前に枠が売り切れてしまったので文字通りこのレースが今年最後の自転車イベントになってしまいました。
参加イベントの数は昨年度よりは少ないですが参加した事のないイベント、今年の目標として設定していたイベントの完走など満足度がとても高い1年でした。
来年はどのイベントに出るのかは全く考えていません。
しかし目標は既に設定してしているのでそれに向けてまたのんびり走っていきたいです。

ここまでご覧いただき今回も誠にありがとうございます。
次回もまたお会いしましょう。

ではでは🤙🤙🤙

今年も無事に最後まで走り切る事ができた
このお供にも感謝だ

追伸
今回一緒に参加したTeam639の宮川さん、森さん、そして久しぶりにお会いできたTAKAさん。
短い時間でしたが楽しい時間を過ごせた事、とても感謝しております。
本当にお疲れ様でした。

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