見出し画像

飛ばし過ぎるとマジやばい。ニュルブルクリンク24時間耐久『Rad am Ring 2024』

みなさんこんにちは。
8月も後半に入り徐々に夏が終わりかけている事に震えているKです。
今回は普段からお世話になっているYouTuberのKEIMASA CYCLEと、私が所属させてもらっているTeam639のメンバー達と共に7月の3週目に参加したニュルブルクリンク24時間耐久の話を書きます。
お時間あればお付き合いください。


イベントの説明

ニュルブルクリンクとはドイツ北西部、ラインラント=プファルツ州のニュルブルクにある世界最大級のサーキットコースです。

通称車開発の聖地と呼ばれています。

説明おしまい!(詳しく説明すると長いんだもん)

このイベントに参加するのは今回で3回目です。

2022年度

2023年度

3回も参加しているので今回はぱぱっと書きましょう。

イベント前日

毎年の事ですがKEIMASAに自宅まで迎えに来てもらいました(毎度の事ながらお世話になります)
必要な物は前もって用意しておいたので寄り道せずにまっすぐニュルブルクへ向かいました。

なんてこったい

車で現地入りする参加者には前もって会場(サーキット場)に入る為の入場券が郵送されます。
私達の場合は参加登録をしてくれた方が全員分の入場券を受け取った後に他のメンバーに個別に発送してくれます。

なんと今年は運営側から入場券が送られて来なかったそうです🤤

後々聞きましたが今年の参加枠は全てのカテゴリーで売り切れだったそうで。

きっと忙しすぎて運営が発送する余裕がなかったのでしょう。

当日は自前で印刷した入場券を使用して入場しました。
『(スタッフに)止められたらどうしよう😱』なんて心配もどこへやら、全く確認される事なくサーキット場内に入る事ができました。

それで良いのか。

まずは準備と事前受付

到着後は拠点設営、そして夕ご飯の準備です。
私は笹井さんと一緒に参加ゼッケンの受け取りに行ってきました。

イベント受け付け
この際に計測チップが入ったボトルを受け取る
これがバトンになる
出店ブースはイベントの醍醐味

やっぱりイベント前日は楽しいね

拠点ができるとあっという間に楽しい空間の出来上がり
イベント前日の夕ご飯と言ったらこれ
山盛りお肉🥩
まじでうまい

みんなでワイワイしながら楽しく夕ご飯を食べます。
この時間が楽しみでここにきているようなもんです。
ビールを飲んだくれて最高な時間を過ごしました。

夜になると自分達の拠点だけではなく周りもお祭り会場と化す
次の日からとんでもない目に遭うから今のうちにこの瞬間を楽しんでおく

これ忘れちゃだめだよ

7月とはいえ夜になるとかなり冷え込みます。
参加する予定がある方はダウンジャケット等を準備しましょう(冷える時は夏でも気温一桁)
会場入り当日に「あっ、パーカー持っていかなきゃ」と思い出した自分を褒めてあげたいです。
日付が変わる前には寝る事にしましたが地面が硬すぎるので寝るのに苦労しました。

イベント当日

朝は7時過ぎ。
前日の夜はあれだけ騒がしかったのが嘘みたいに静かです。
私は毎年この瞬間しかできないサーキットコースのど真ん中での歯磨きを実行しました。
今年はその意思を受け継いでくれる人もできたのでこのイベントに思い残す事はないでしょう。

若い2人に意思を継がせた(強制)

年に1度しか会えない川口さん(前回時にも紹介、デュッセルドルフにて接骨院を運営している)も相変わらずコースの端っこで腕立て伏せをしていました(YouTubeにて動画投稿。動画参加者にはサンフレッチェ広島のコーチの人もいる)

今回の参加メンバーは

昨年、一昨年は4人1組x3で参加していました。
今回はメンバーが減ってしまったので4人1組x2で参加しました。
それと他2名が個人での参加でした(3周部門と6周部門)
例年では私とKEIMASAは同チーム、しかし今年は別々のチームでした。
私のチームは私と浅野さん、梅木さん、エッティさんです。
KEIMASAのチームはKEIMASAと笹井さん、宮野さん、大西さんです。

私のチームには女性が2人(梅木さん、エッティさん)
しかし直前でエッティさんが体調不良になってしまったために3周部門で登録していた森さん(お会いするのは2回目)にお願いしてチーム部門に入ってもらいました。

左から
浅野さん、宮野さん、大西さん、笹井さん、梅木さん、宮川さん、森さん
(写真が粗いけどごめんね🙇)
そしてこの写真はイベント全行程が終わった後の写真←これしか集合写真がなかった
宮川さんは個人6周部門での参加(キツすぎてこれに登録した事を超後悔していた)

笹井さんにはイベントの登録、入場券の郵送、必要持ち物の連絡から当日の流れまで全てにおいてお世話になっています。

お待ちかねのレースの時間だ

12時少し前、KEIMASAと私の2人はスタート地点へ向かいました。

今回はKEIMASAの走行動画も撮影するため私の自転車にもカメラを装着した

多くの参加者に囲まれて心拍数が緊張で爆上がりする中、個人部門が先にスタートします。
そして20分後に私達24時間部門がスタートしました。

1周目の濃度だけ濃すぎ

前述しましたが今回はKEIMASAの撮影協力も兼ねています。
普段は本人視点での動画しかないので今回は彼の背中も映す事にしました。

爆速で走行するこいつについていく大変な仕事です。

⇧頑張ってついて行ったので動画もご覧ください⇧

序盤は頑張ってついて行きましたがメインの北コースに入ったら見事に置いて行かれます(だって下り坂怖いんだもん)

このゲートを越えると9kmの楽しい爆速区間に入る

KEIMASAは大変な目に遭いながらも最も速度が出るYOKOHAMAゲート後の坂道にて時速100kmを記録、なんとかして追いつきたい私も覚悟を決めて全力で坂道を走行、人生で初めての時速90kmを記録しました。

これでもかなり遅いらしい
『あぁ、こけたらバラバラ◯体になるのか』なんて考えながら下っていた

今年は結構きつい

前半の爆速下り区間を終え、約9kmの上り坂区間でなんとかKEIMASAに追い付きましたが互いに疲れ切っていました。
今年は例年より参加人数が多いので精神的に疲れてしまいました。

気づいたのが、レースが始まったばかりにも関わらず木陰で休んでいる参加者が多かった事です。
どうやらレース参加初心者が多くいたようで軽い気持ちで参加したけどあまりの暑さと下り坂、上り坂の強度があり過ぎて途中で疲れ果ててしまった人達が後を絶たなかったようです。
皆コースの隅っこで休憩してくれていたので邪魔にもならず問題なく走行する事ができましたが例年とは違う光景だったのでちょっと驚きました。

気温が高かったからか、カルーセル付近の木陰で多くの参加者が休んでいた

後半も飛ばすよ!

コース中盤に設定されている最大斜度19%の坂を越えたら後はひたすらアップダウンを繰り返します。
頂上で後ろを振り向いたらKEIMASAがいませんでしたが『まぁのんびり走っていたら追いついてくるだろう』と判断して先に行く事にしました(後々追いついてきたから一安心)

最後の上り坂を越えた後はみんな大好きホームストレートです。

普段KEIMASAに引いてもらっているばかりの私が珍しく引っ張っている写真

走行時間は50分、無事に2人共1周目を終える事ができました。

「これを後何回繰り返すのだろうか」
思わず呟いた

ここからが楽しいよ、これぞイベント

次の2周目までに時間があるので休憩しながらお昼ご飯を食べていました。

なんと2番目の森さんがパンクのトラブルに見舞われて走行することができなくなってしまったようです。

回収車を待つ事になしましたが参加人数が多い=トラブル(回収される人)も多いという事で回収車が全く拾ってくれないそうです。

身体は元気だったので2周目兼森さんのバトン(計測チップが入ったボトル)を回収しに行く事にしました。

10km地点で無事に森さんと遭遇、バトンをもらったらそのまま走り始めました。

こういうトラブルこそ良い思い出になります。

森さんは無事に回収車に乗せられて帰ってきました。

これでしばらくはこのネタで森さんをいじることができそうです。

この後は私の順番を飛ばして走行してもらったので4時間ほど時間が空きました。
この間にイベント会場中央に設置されているシャワーコンテナへ行きます。

初日はお湯が出ますが2日目はお湯が出ないので初日に必ずシャワーコンテナへ行きましょう。

2日目は文字通り地獄を見ます。

ゆっくり休んだ後は

まだ太陽が高い位置にある19時半頃から3周目を走りました。

暑かった1周目と2周目からは打って変わって気温が下がってきたのでかなり楽に走行する事ができました。

夕陽に照らされるサーキット場での走行はとても良い思い出になる(初日しか走れない)

楽しい夜の時間

視力の関係で夜間走行が難しい梅木さんには休んでもらい、私と浅野さん森さんの3人で走行する事にしました。
体力の回復を考えて1人2周連続走行です。

夜の走行はライトの装着が義務なので前後のライトを装着します。
毎回紹介していますが私が装着しているフロントライトはキャットアイ社のVOLT800NEOです。

商品紹介の欄に夜のニュルブルクリンクの北コースもこれがあれば安心と表記して欲しいくらいには有能なライトです。

リアライトはガーミン社のVariaRTL516です。

140m以内に接近して来る人がいるとこのライトを通じてサイコンに通知が来ます。
後ろを確認する回数が減るのでかなり楽に走行する事ができます。
唯一の欠点は誰もいなくても反応する事があるくらいです(何が接近して来ているのでしょうね😨)

夜間走行のジャージは先日発売されたKEIMASA CYCLEチャンネルジャージ
ハンドルからライトセーバーが飛び出てるね」ってKEIMASAに言われた
確かにそう見えるけど

さすがに何度も走っていれば恐怖心はどこかへ行く

何度も書きますがもう3回も参加していますからね。
夜間走行はお手のものです。

静かな空間に響くホイールの音と無言で走行する参加者達(みんな疲れているから)
この時間、結構好きなんですよね。
曲がる時さえ気をつけていれば結構楽しいです。

しかし誰も話さない空間というのが苦手(素晴らしい矛盾)なので今回は骨伝導イヤホンを導入、作業用BGMを聴きながらのんびり走行しました。

夜間走行で嫌いな事

夜間を走行する際、とても嫌な事が1つだけありまして…

後ろの参加者が私のリアライトを頼りに背後にビタ付けしてついてくる事です。

多くの参加者達がリアライトを光らせているから比較的視界は良好
しかし単体で走行するとなると文字通り暗黒世界に突入する
その為初めて夜間を走行する参加者は意地でも前の走者についていく必要がある

これ、かなり苦手なんですよ。
後ろの人のフロントライトの光量がデカ過ぎたりするとそれのせいで私の足元が全く見えなくなります。
何かが落ちていたりすると回避が間に合わなくなるんですよね。
下り坂はもちろん、このイベントでは上り坂でも結構物が落ちていたりするので足元が見えないのはかなり危ないです。

という事で無理やり引き離します。

私が車線を変えようとしても後ろの人は離されまいと頑張ってついてきます。

がんばりますねぇ。

まぁ、容赦なく置いていきますけど。

追いついてくる人もいますが殆どの場合は左側(追い抜き車線)を走行しているので全く問題ありません。
そもそもマジで強い人は他の人のライトなんか当てにしませんから。

夜間走行をした4周目、5周目は1周の走行時間が1時間を超えてしまいましたが安全に走り切る事ができました。

帰ったら次の走者の森さんにバトンを渡してぐっすり寝ました😪

今年は夜の動画も作ってくれているので興味ある方はこちらも併せてご覧ください。

2日目、朝起きると

起きたのは7時頃でしょうか。
なんとなく雨の音がしました。
テントから出ると周りは濡れていました。
やっぱり降ったようです☂️

起きた時は小雨だったが結構降ったらしい

流石に雨の中は走りたくありません。

いくら綺麗なサーキットコースでも濡れた路面であの激坂区間を走行はしたくないですからね。
ということで雨が止むまで待つ事にしました。

どうしてそうなった

今回、639の2チーム内でどちらが多く周回できるかというちょっとした競争をしていました。
この時点では私達のチームが1周リードしていました。

雨が止み、私の前の走者である梅木さんが走っている時の話です。

K「梅ちゃん何分前に行きましたっけ?」
浅野さん「今半分くらいじゃないかな?でもいつ行っても良いよ。ボトルあるからさ」

この時、私は浅野さんの言っている内容が理解できていませんでした。

しばらくして、この意味がわかります。

そこから数十分後…

そろそろ梅木さんが来ると思った私は自転車に跨って彼女を待っていました。
すると「おっ、そろそろかい?」と言いながら浅野さんが私に見覚えのあるボトルを手渡してくれました。

浅野さん「あいつ(梅木さん)ボトル(バトン)忘れて走って行ったからいつ出発しても良いよ

はい、そういう事です。

彼女はバトンを持たずに出発していたそうです。

えっ、この時間なんだったの(笑)

どうやら自分の番が来た際に慌てて出発したらしく、見事にバトンを忘れて行ってしまったそうです。

笑いながらボトルを受け取った私はこの日最後の周になった6周目へ出発しました(午前9時半)

北コースに入る直前に走行するピットエリアから楽しそうにホームストレートを走行していた梅木さんと笹井さんを見かけました(ピットから見える)

ボトル持っていない事、気付いてんのかな(笑)

後で確認してみましょう。

やっぱりサーキット場って凄いねぇ

私にとってこのイベント最後の周になった6周目が始まりました。
雨が止んだものの路面は濡れているので速度があまり出せません。
しかし幸いな事に周りにあまり走者がいなかったのでゆっくり安全に走行する事ができました。

あれだけ雨が降ったというのに既に大半は乾いていた
さすがサーキット場

イベント後半のアクシデント

のんびり坂道を走行している時です。
イベントスタッフと思われる人達がコース場にて減速を促していました。
他の参加者達も後ろにハンドサインで減速する様に合図を送ります。

こういう場合、想定できるのは落車等のトラブルです。

案の定何人かが倒れていました。
おそらく坂道を曲がる際に路面が濡れていたので滑ってしまったのでしょう。
内心震えながら慎重に走行しました。

せっかくのイベントだから

最後のホームストレートを何人かで通り過ぎた時です。
カメラマンが私達を撮影してくれていました。

K『おっ、カメラだ。よっしゃ、ピースしたろ✌️

カメラマンと目があったのでバッチリ撮影してもらった

これが正しいイベントの楽しみ方です。

やらかしたのはうちらだけじゃなかった

梅木さん「いやぁ、急いで出たらバトン忘れちった🤪

人間、焦ったら忘れ物もしますからね。
とりあえず彼女の頭をシェイクしておきました🫨
面白いのでこれはこれでオッケーです。

私のすぐ後にKEIMASAも出発したようで、しばらくしたら帰ってきました。

浅野さん「実は梅木と同じタイミングで走っていた笹井さんも(バトン)忘れて走ったんだよね」

どういうこっちゃい(笑)

そういう事でした。

まさかのこの周は両チームとも記録無しでした🤣

今年も楽しかった

その後は12時の最終周にチーム全員で北コースを一緒に走りイベントを無事に終える事ができました。
私も一緒に行きたい所でしたが脚が動かなかったので北コースに入る前に断念して拠点へ戻る事にしました(片付けがあるKEIMASAは拠点に残っていた)

13時半過ぎ、無事にイベントの全行程を終わらせる事ができました。

今年も無事に走り終える事ができて満足です。

自分の自転車より後ろの自転車の方が目立つ

走行周は両チームとも確か19周でした。

楽しくみんなでいっぱい走りましたね。

右のチームAが私達のチーム
タヌキは私のチーム内での呼び名である

最後に

2022年度から参加しているこのイベント。
昨年、一昨年に比べて参加するメンバーの人数は減ってしまいましたが今回も楽しく、そして最高の思い出になってくれました。
やっぱりチームで参加するイベントって最高ですね。
今回は人生で初めての時速90km台を出す事ができて嬉しく思う反面、常に危ない状況と隣り合わせなので来年はもう少し安全運転で走行したいです(多分忘れて来年も同じ速度で走行します)

ここまでご覧いただき誠にありがとうございまいた。

それでは、また次回。
ではでは🤙🤙🤙

最高に良いシーンで撮影されている梅木さんと笹井さん

しかし2人共バトンを忘れて走行している写真でもある

Team639の皆さん、今年もお疲れ様でした🤗

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?