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自分流、大学生のつなぎ方の流儀

学生から相談を受けたり、雑談を聞いたりすることが多いが、たまに、自分の知っている人や団体をつなげてみようと思うことがある。そんな時、「つなげるかどうか」の判断やつなぎ方など、「つなぎ方の流儀」を以下に紹介する。もちろん自分流である。


1 つなげるかどうかの判断

まずは、「本気であること」である。自分の大事な人を紹介するにあたって、気まぐれな気持ちでは絶対に紹介したくない。相手に失礼だし、こういう迷惑はかけたくない。
次に、「目的に共感できること」である。学生の話を深堀して、「どうしてそれをやりたいのか」「その理由は?」などと聞いて、自分もその目的達成に協力したいと思えるかを大切にしている。
そして、最後に「つないだ後のイメージ」を想像する。相手が喜ぶだろうか、学生はどうなるか、それでいいのかを念のため確認している。これが結構大切である。新しくつなげることは自分と相手の関係にとって、大きなリスクでもあるからである。もちろん、やってみなければわからないので、「最後は覚悟できるか」に尽きる。

2 つなぎ方

軽い紹介ならば、相手の公開SNSや職場連絡先等を紹介する。特に相手には連絡しない。就職活動につながるような重めの紹介ならば、私から先方に連絡を入れて確認してから、仲介して連絡させる。ただし、ほとんどはこの中間である。相手の公開SNSや職場連絡先等を紹介しつつ、自分からも連絡しておくというケースが多い。

3 学生に多い、つなぎ方の注意

1と2は、ほぼ学生も社会人も同じだが、特に学生の場合には注意していることがある。連絡先を紹介して、先方に予告して、「すぐ連絡します」と返事があっても、連絡しないケースが多いことである。これに何度がっかりしたことか。後で聞くと、やっぱり違うかなと思ってなど、いざ行動に移す際の「やっぱりやめよう」病のようである。そのため、2の自分からの連絡は、「学生は連絡してこない場合もある」と付け加えて伝えることにしている。
一方、地域活動等が豊富な学生は、つないだ後も細かく報告してくれることが多い。これが嬉しい。たとえ、つないだ後で「やっぱり自分とは合いませんでした」という報告でもありがたい。報告は、「ダメだった」とか、「やっぱり連絡するのをやめました」の方が大切である。

4 つないだ後の副産物

自分の大事な人をつなげることはリスクであるが、うまくいったときは嬉しい。しかも副産物がある。大事な人とはいえ、しばらく会ってなかったり、話してなかった人であり、頼みごとや頼まれごとは人間関係をつなぎ直してくれるからである。私は、これがあるからやめられないのかもしれない。

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