小さな失敗こそが人を成長させる
初めてのオイルステイン塗装
先日、初めて二階の木製のベランダに、オイルステインを塗りました。
オイルステインとは、表面をコーティングするペンキとは違い、木材に浸透させることで、内部から腐敗やカビなどを防ぐ効果を発揮させるという塗料です。
コテバケと呼ばれる塗る道具で、擦り込むように茶色のオイルステインを塗っていきます。
白くなった乾燥した木材はオイルステインをスポンジのように吸い込み、茶色に変わっていきます。
最初はぎこちなかったですが、徐々に慣れて、途中からはすいすい塗れるようになりました。
コテバケでは塗れない死角や木材の隙間は、ベンダーと呼ばれる細いブラシで塗っていきます。
午前中に、1度目の塗装が完了。3時間乾燥するまで待って、午後からもう一度重ね塗りをします。オイルステインは2度塗りが基本です。
夕方ごろ、ようやく終わったと一息つき、飛沫防止のために敷いていた新聞紙を撤去。新聞紙を剥がすと、予想以上に塗料が染みていて、下にオイルステインの跡が。
さらに作業中は気にがつかなかったのですが、板と板の間を垂れて、下に点々と黒い跡がありました。
それらの跡をペイント薄め液を染み込ませたウエスで、きちんと綺麗にして、今度こそ作業完了。
小さな失敗はあったものの、全体としては深い茶色のベランダに仕上がり、満足のいく出来になりました。
この塗装を終えて、思ったこと。
それは、知識を得ることで大きな失敗は防げるが、経験がたりないと見通しの甘さから小さな失敗をすることがあるということです。
小さな失敗は人を成長させる
僕はオイルステインを塗る前に、個人のブログやDIYの本を読んで、下調べをしました。
さらに知り合いの工務店の職人さんからアドバイスをもらい、道具を揃えました。
万端と思えるほど準備をし、天気予報を見て数日間晴れる日に、作業を開始。
そして、細心の注意を払って作業をしても、完璧な結果にはなりませんでした。
僕には決定的なものが欠けていたからです。
それは経験です。
例えば今回経験したことによって、次は、オイルステインが染みないように新聞紙ではなく、ブルーシートにしよう。
予想以上にオイルステインは垂れるので、小さな隙間にも対策が必要、という学びを得ました。
次に作業をするのはオイルステインの効果が切れる三年後ですが、もっと上手くできる自信があります。
一事が万事に通じることですが、経験によって得た学びは、次の結果をさらに良いものにします。
経験を積むには、小さな失敗を恐れずに前に進むこと。
そして、起こった小さな失敗を改善することで、人は成長できるのです。
まとめ
・事前に知識を得ることで、大きな失敗を防ぐことができる。
・しかし、経験をつまないと予想外の小さな失敗をしてしまうことがある。
・その小さな失敗を改善することで、人間は成長することができる。
失敗が怖くて、チャレンジしていないことはありませんか?
知識で大きな失敗は防げます。なら、残っているのは小さな失敗だけです。
その小さな失敗もあなたの成長の糧になります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。