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ワイドショーは有害であるという話
こんにちは。のらりです。
先日、有名なお笑い芸人であるダチョウ俱楽部の上島竜兵さんが自死されました。ご冥福をお祈りいたします。
芸能人に疎い僕ですら、よく知っているような方の死にショックを受けて、久々にテレビを付けました。
正直に言います。見なければよかった、と思いました。
故人のご家族や近所の方の迷惑も考えずに、自宅前から行われる中継。
悲しげなBGMとともに流れる生前の動画。
人間の死さえセンセーショナルなコンテンツにするワイドショーを見て、非常に気分が悪くなりました。
ワイドショーは有害である
ウェルテル効果という言葉があります。
著名人の自殺が報道されると、連鎖的に自殺者が増える現象のことです。
語源は、1774年にヨーロッパでベストセラーになったドイツの作家であるゲーテの著書、若きウェルテルの悩みから来ています。
この本の中で自殺した主人公、ウェルテルに共感し、その死を真似て、後を追う若者が急増するという事件が起こりました。
後年、その事件に着目した社会学者デビッド・フィリップスによって、その負の影響力はウェルテル効果と名付けられ、提唱されるようになったと言われています。
文章でさえ、強い影響力をもちます。
映像にして、BGMや演出によって加工し、繰り返し繰り返し見せつけられたら、どれほど人間の精神を脅かすでしょうか?
テレビが有害とは言いません。楽しい番組もたくさんあるでしょう。
しかし、ワイドショーは有害である、と僕は断言します。
情報はどこから手に入れればよいか?
ワイドショーを見ないとしたら、情報はどこから手に入れればよいか。
昨今の日本のニュース番組は、軒並みワイドショー化していますから、テレビで情報を得るのは難しいです。
僕がおすすめするのは、ニュースサイトをタイトルだけ流し見ることです。
その中で、自分に関係しそうな記事だけを読む。
その記事で理解できなければ、調べて深掘りしていきましょう。
検索すれば、ワイドショーのコメンテーターより詳しい専門家はいくらでも探せますし、自ら発信されている方も多いでしょう。
もっと理解を深めたければ、そのことに書かれた書籍を読むのもいいですね。
そうやって、自分で調べた情報は、知識となって身につきます。
ほとんどのニュースは、自分には関係がないことです。
自分には関係のない情報に溺れるより、必要な情報を拾い集めたほうが有益です。
まとめ
ワイドショーはただのニュースではなく、ニュースを加工したコンテンツを配信している。
大まかな情報を得たいならインターネットのニュースサイトでタイトルを見るだけで十分。
その中で自分に必要な記事だけを読み、理解を深めるために調べて深掘りして、知識に変える。
現代の社会において、情報はとても重要ですが、わざわざ必要のないものまで手に入れる必要はありません。
ましてや、ネガティブな情報は精神に有害です。
集める情報は自分に必要な情報やポジティブな情報にしぼって、調べて理解し、知識に変えていきましょう。
それでは、読んでくださってありがとうございました!