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妖怪の英才教育を受けた私が「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」に行ってきた

先日、両親と一緒に
「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」
に行ってきた。


開催概要は以下の通り。

日本を代表する漫画家の一人、水木しげる(1922〜2015)。
彼は妖怪を題材にした作品を多数発表し、妖怪を楽しむ文化を現代日本に定着させました。

 2022年の生誕100周年を機に企画された本展では、これまで数多く開催されてきた彼の展覧会の中で初めて、その妖怪画創作の裏側に注目します。
貴重な本人所蔵の妖怪関連資料や漫画作品の原稿などを公開し、先人たちの築いてきた妖怪世界をリスペクトしつつさらに豊かなものに発展させた水木しげるの仕事に迫ります。

 そして、水木しげるが描いた妖怪画の原画が大集合!その細密かつコミカルな筆致と独特の世界観を存分に堪能することができます。

 この夏、私たちの周りに息づいている妖怪の姿に、あなたも想像をふくらませてみませんか。

名古屋市博物館HPより


タイトルの「妖怪の英才教育を受けた〜」とはどういう意味かというと、

母が水木しげるのファンで
 
家には母専用の本棚があり、そこには水木しげるが描いた漫画や画集、DVDやフィギュアなど、水木しげる関連の作品がほとんど置いてあり、

そんな母から生まれた私は
「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメは生まれてない頃のシリーズまで全部観たし、
(ちなみに私が生まれた頃は4期がやっていた)
小さい頃は絵本の代わりに水木しげるの画集を見て育った。

今思うとゾッとするようなビジュアルの妖怪や話なんかもあって、子供には刺激が強かったようにも思う。
妹なんかは「ゲゲゲの鬼太郎」ではじめて死後の世界を知り、地獄に怯えていて可哀想だった。

水木しげるの閻魔大王




そんな私が久しぶりに水木しげるの作品に触れた。


「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」
では100点を超える原画が展示されていて圧巻!

大昔の絵巻物や文献の挿絵から描き起こされたものも多く、
元となった絵と水木しげるの原画を見比べるのが楽しかった。

特に私が気に入ったのが
「疫病神」である。

「疫病神」とは疫病を流行らせるという恐ろしい神なのだが、
水木しげるの作品も元となった絵も、どこか可愛らしい

何で5体いるんだろうか
担当する疫病とかあるのだろうか

とか想像を膨らませるのが楽しかった。

元となった絵
水木しげる作品の疫病神

何が可笑しくて笑っているんだろうか…。

ポストカードが売られていて私は「古狸」を買ってしまったのだけど
あったなら「疫病神」を買えばよかった…。


妖怪英才教育を受けていただけあり、この展示では初めて見る妖怪はいなかった。
そこにいたのは全員漫画やアニメ、画集でみた懐かしい妖怪達で、
何だか古い友人に会ったような不思議な気持ちにさせられた。



まだ名古屋ではやっているようなのでぜひ。

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