僕とランニング
僕は毎日ランニングをしている。
朝の7時前、家の近所を5km。
ランニングを始めたきっかけは、1年ほど前、腰を痛めたことからだった。
ある時、少し重いものを持ち上げたところ腰に痛みを感じた。ピキッと。
しばらく痛みが消えなかったので整体でみてもらったところ軽いギックリ腰のようだった。
筋力不足からくるやつらしい。貧弱。
何年か前に筋トレをしていたことはあったけれど、すぐにやめてしまった。
腰痛を起こした頃はなにも運動をしておらず、仕事の関係でしか体を動かす機会もなかった。
筋トレをしていたころについた筋肉はとっくに消え去っていたし、筋力の低下は薄々感じていた。
そこで腰痛の改善のために運動習慣をつけようと思い立った。
本来、筋力アップを目指すのであれば無酸素運動(筋トレ)をするほうがいいのだと思う。
ランニングは有酸素運動であり、持久力の向上や体脂肪の燃焼が期待できるが、正直筋力アップには向いていない。
腰痛改善のためなら背筋や腹筋のトレーニングを行うほうが効果があるが、素直ではない僕はランニングを選んだ。
その理由は、腰痛が軽度のものであったから(自己責任の身勝手な判断である)。
筋トレってキツいし。
ランニングは筋力アップをあまり期待できないが、足腰を引き締めることはできる。
軽度の腰痛であれば日常的に走ることで改善するだろうと考えた。
ランニングを選んだ別の理由もある。
日常的に走ることには多くのメリットがあるのだ。
・心肺機能が強化され、体力アップにつながる。体力が増えれば日々の活力が高まる。
・走ることによって脳内で集中物質が分泌され、集中力が高められる(らしい)。
・継続的にランニングをすることによってストレスへの耐性が出てくる(らしい)。
・朝に走ることによって脳を覚醒させられる。頭がしっかり起きた状態で仕事を開始できれば午前中を眠気との闘いに充てなくてすむ。
こうしてランニングをするようになって1年経ってみれば、腰痛はほとんどなくなっていた。
ああよかった。
運動をするようになってから、以前よりポジティブに物事を考えられるようになったと感じている。
毎日をスッキリとした気分で過ごせるようになったことでネガティブさが抜けたのかもしれない。
眠かったり体調が万全でないときは時は憂鬱な気分やネガティブな思考になりがちだ。
もし運動の効果によってポジティブ思考に変化したのだとするならば、運動習慣万歳である。
腰痛が改善された今もランニングは続けている。
毎日走っているうちに、走ること自体が楽しくなってきたからだ。
慣れてくるにつれて少しずつ、速く長い距離が走れるようになってくるのがおもしろい。
コツコツ続けることによって成長する喜びを味わっている。
そして最近決意したことがある。
次の冬、フルマラソンに出る!
では、また明日。
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