7月教育ワークショップ~早明浦ダムワクワクツア~
はじめに
この記事を開いて頂きありがとうございます。たかやんと申します。 高知県出身の28歳です。普段は東京で教育系のお仕事をしております。
プライベートの活動で、今年は年10回高知県で教育ワークショップをやると決めており現在絶賛進行中です。
高知の子どもが県内外、もしくは国外の色んな大人に出会う機会をつくることで、自分の好きなことや興味関心を知り、深めるきっかけを生み出したいと考えております。
そんな経緯もあり、2024年7月27日に高知県で6回目の教育ワークショップを開催しました。今回は当日の様子について綴っていきます。
7月の教育ワークショップ内容
7月のワークショップでは、小学4年生でダムに強い興味を持つA君と共に、「早明浦ダムワクワクツアー」を実施しました。A君は幼少期からダムに関心を持ち続けており、特に初めて訪れた早明浦ダムへの思い入れが強いことから、このツアーが企画されました。
A君は「ダムの魅力を多くの人に知ってもらいたい」との思いから、このツアーを開催することになりました。ツアーの対象は、彼の友人やダムに興味を持つ人々で、彼自身が案内役を務め、ダムの役割や特徴を参加者に伝えたいと考えました。
特に、彼が重視したのは、ダムが生活を守る重要な施設であることや、ダム自体にも形や機能面において様々な個性があることを参加者に理解してもらうことでした。
ツアー準備の過程
早明浦ダムワクワクツアーの準備は、3月下旬にA君と一緒にスタートしました。最初は彼の友人や知り合いだけを対象にした小さなツアーを考えていたのですが、「もっとたくさんの人に楽しんでもらいたい!」という彼の熱い希望から、オープンに募集することに決めました。この変更のおかげで、ツアーがより多くの人に知ってもらえるようになりました。
さらに、A君の「早明浦ダムの迫力をみんなに体感してほしい!」という強い想いから、ダムの管理会社に協力をお願いし、ダムの説明や内部見学も組み込むことで、ツアーをさらに充実させることができました。
A君は、自らダムについて学んだノートや集めたダムグッズ、そしてツアーへの熱い想いを書いた手紙を早明浦ダムの関係者に送ったところ、その熱意がしっかりと伝わり、協力を得ることができました。
参加者募集の際には、A君がツアーのポスターをデザインしてくれました。さらに、早明浦ダムの関係者の方がメディア関係者を紹介してくださり、そのおかげで高知新聞やテレビ高知でツアーが紹介され、多くの人々に広まりました。
ツアーの内容を決める際には、A君の意見を大切にしつつ、ユーモアと分かりやすさを意識しました。特にダムクイズでは、彼が伝えたい早明浦ダムの魅力をしっかり引き出し、参加者が楽しめるクイズが完成しました。
ツアー当日の様子
ツアー当日は見事な快晴で、約30名の参加者が「さめうら湖ふれあいの広場」に集まりました。A君は元気いっぱいに参加者一人ひとりに挨拶しながら、ツアーがスタート。彼の明るい声に包まれたオープニングは、和やかな雰囲気で進んでいきました。
続いて、A君による早明浦ダムの紹介が行われました。大勢の前でもまったく緊張せず、ダムクイズや豆知識を交えながら、楽しそうに説明をしてくれました。特に、ダムクイズはA君が手書きでスケッチブックに問題や答えを書き込んだもので、彼らしい温かみが感じられるクイズとなりました。ダムクイズでは、準備していた台本を読み上げるだけでなく、その場で思いついたダムに関する豆知識も追加で説明するなど、A君のダムに対する深い愛情と知識が存分に発揮されていました。
ダムクイズが終わった後は、ダム管理会社の館内に移動し、ダムの役割や歴史について、管理会社の方から詳しく教えてもらう座学の時間がありました。ここでも、参加者たちは熱心に耳を傾け、ダムについての理解を深めていました。
その後の工事エリアの見学では、展望台から見下ろすダムの雄大さに、参加者たちは驚きの声を上げていました。実際に目の前で見ることで、ダムの重要性を改めて感じ取っている様子でした。
最後のダムプレゼンでは、A君が早明浦ダムの魅力や日本各地にあるユニークなダムについて語ってくれました。参加者たちはみんな笑顔で彼のプレゼンに耳を傾けており、特に「ダムにも色々な個性がある」ということを強調できた点が印象的でした。こうして、無事にツアーは大成功で終了しました。
参加者からは
「ダムについて考えたことがなかったがクイズ形式でわかりやすかった」
「1つの分野を掘り下げる研究熱心な姿勢に非常に感心しました」
「ダム愛をビシビシ感じました」
といったありがたい声をたくさんいただきました。
ツアー開催にあたって
今回の早明浦ダムワクワクツアーが無事終了できたのは、皆様のご支援とご協力のおかげでした。まず、ダムツアーの受け入れを快く引き受けてくださった独立行政法人水資源機構の職員の皆様、水資源機構との繋がりをつくってくださった土佐町観光コーディネーターの島崎さん、そして土佐町役場の西山さんに、心から感謝しております。
さらに、準備にあたって多大なるサポートをしていただいたA君の保護者様、そしてツアーに参加してくださった皆様にも、この場を借りてお礼を申し上げます。
最後に、ツアーの告知にご協力いただいた全ての方々にも、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。皆様の温かいご支援のおかげで、素晴らしいツアーを実現することができました。本当にありがとうございました。
今回の早明浦ダムワクワクツアーに関しましては、メディアの皆様にも大変ご注目いただきました。高知新聞には事前にダムツアーの取材を行っていただき、詳細を記事にしていただきました。また、当日はテレビ高知が取材にお越しくださり、その模様を報道していただきました。さらに、TBSのNスタでも当日の様子が放映され、全国の方々にツアーの魅力をお伝えする機会をいただきました。これらの取材を通じて、A君の活躍が広く発信されたことに、心より感謝申し上げます。
ツアーを振り返って
今回の早明浦ダムワクワクツアーでは、A君が中心となり、イベント実施していくことができました。A君は、これまでに学んだダムに関する知識や想いを手紙にまとめて早明浦ダムの管理者に送り、その結果、管理者からの協力を得てツアーを実現させました。
この経験を通じて、周りの人を巻き込む力を発揮し、今後の挑戦にもつながる貴重な経験を積んだと言えるのではないかと思います。
今回のツアーのように、好きなことや熱中しているものがある子どもたちが、自分のやりたいことを形にしていくための一歩を踏み出せるようなサポートも引き続き実施していきたいところです。
子どもにやりたいことが1個でも10個でも100個でもできたら、それを実現するためにサポートできる体制を整えられるように、、!
そんなこんなで今回もたくさんの方々にサポートしていただきながら7月教育ワークショップを終えることが出来ましたという話でした!
また引き続き頑張っていきますので応援よろしくお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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