【開発秘話】ZIP!で紹介。「背中にフィット!リュック用冷感パッド」タンスのゲン
今回は、タンスのゲン株式会社が開発した、「背中にフィット!ひんやり密着リュック用冷感パッド」の開発秘話について記載します。
タンスのゲン株式会社は家具×ECの会社です。
タンスのゲン株式会社は、福岡県大川市に本社を置く家具・寝具・家電・インテリア用品等の製造販売を手掛ける企業。実店舗での販売を行わず、通販サイト「タンスのゲン本店」やネット通販モールに複数出店し販売をおこなっています。もともとタンス工場として1964年に創業しましたが、2002年にインターネット通販事業に参入して以降、数々の賞を受賞するなど、家具×ECのパイオニア的企業となっています。
タンスのゲンはD2Cの企業、オリジナル製品をファブレスで開発
暮らしのデザインに重点を置いたビジネスによって、潜在ニーズを適切に汲み取ったプロダクトデザインを可能にしています。自社に留まらない膨大な製造ネットワークによって、他社では実現できない仕様やスピードでオリジナル商品を提供しています。ファブレス形態のため協力工場での生産となりますが、2024年現在で、継続して取引を行っている工場は国内外合わせて200社ほどとなります。
タンスのゲンのヒット製品「背中にフィット!ひんやり密着リュック用冷感パッド」
今回はこの製品の開発秘話をお伝えします。
「背中にフィット!ひんやり密着リュック用冷感パッド」は2023年冬から開発を開始し、2024年に発売されました。
2023年冬、タンスのゲン株式会社の商品部の子育て中の13年目のデザイナーは、2024年の夏はとても暑くなるということで、自身の子供の登下校をより快適にしたいと思うようになりました。そこで、色々と調べましたが背中を冷やすための素材はいくつかあるものの、思うようなものがなかったので、自社で開発することにしました。背中をより冷やす形状を、社内の50代のデザイナーと相談し、案を出していきました。途中で新卒2年目のスタッフも開発チームに参加。様々な年代の意見のもとに開発が進められました。
初期のデザインでは、背面の形状は円形でした。
こちらは初期の形状案です。細かく円形を背中につくることによって、四角くつくるよりも体に接する面が大きくなり、より冷やすことができるという思想でデザインされました。しかし、これを実際のモデルに落とした際には曲げにくいといった問題がありました。
背中の動きに合わせてフィットするような構造にはならなかったのです。
そこで、考案されたのが、下記の形状です。
流水で角が取れた、小石をモチーフとして、角のない四角形を背中に置くことで、設置面を増やしつつ、折り曲げたりもしやすいデザインをしました。
まとめ
今回は、タンスのゲン株式会社が2023年~2024年に開発した冷却パッドをご紹介しました。金型から開発・デザインを行ったことで、使い勝手の良い製品になりました。2024年現在もまだ販売を継続していますので、是非気になった方はタンスのゲンの販売ページをご確認くださいませ。
▽販売ページはこちら
▽タンスのゲンコーポレートサイトはこちら
https://tansu-gen.co.jp/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?