三十路バイト生存報告日記
なんとか生きている。
六月中旬から始めた在宅のバイトも問題なく続けている。
初めての給料が入った。約一年ぶりに労働の対価を受け取った。
金額は約七万円。
今月末に一ヶ月分の給料が入ることになる。会社員していた時より10万近く下がるはずだ。それでもまた働けるようになったのを嬉しく思う。
ただ、約一年という無職期間中に短い時間でも継続的に働くため行動しなかったことは本当に悔いている。
労働を通して、社会との繋がりを作り、貯金の減りを緩やかにするべく行動するべきだったと感じている。今更悔いたところで何も意味はないが。
働き始めてから行動してよかったと感じることもある。
それは禁酒だ。
無職期間中、とにかく毎日アルコールを飲んで眠れない日々が続いた。
これは労働により疲労がなかったことも影響していたと思うが、働いてからもこの習慣は続いた。
仕事へのストレスはほとんどないはずが、酒量が明らかに増えた。
ストロング系のロング缶チューハイとトップバリューの焼酎を1:1で割り、酔い潰れるに近い形で寝る。眠気と二日酔いを引きずり労働をする日々。
メンタル面的にも影響が悪いと思い、抜け出すために禁酒を始めた。
最初も一週間はノンアルコールビールを飲んで我慢していたが、それも落ち着いてきた。
現在禁酒一八日目。
毎日千円近く出ていた出費もなくなり、朝の倦怠感もなく生活できる素晴らしさ。一ヶ月禁酒続けた後は、友人に誘われた時だけお酒を飲むくらいの頻度にしようと思っている。
禁酒を始めてから、自分と向き合う時間が増えた。
そして、穏やかに日々を送りたいという考えが強くなる。
穏やかへの道を考え、安直にポリシャスとガーベラを買った。水をやりをすることが楽しい。
面倒な問題を先延ばしにしている、というかされていて、ただ悩む日々続いている。
この問題がどういう結果で終わったとしても、これからはただ自分のやりたいことだけを続けて穏やかに生活しようと思う。
他人へ期待することは体に毒だ。今ある人間関係だけ、適度に信頼しよう。
一人でゆっくりと生き、ゆっくりと枯れて行きたい。
読んでくれた方がいたら、ありがとう。また会いましょう。