犬猫祭

32歳。犬とか猫とか。人生の記録。

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【エッセイ】犬が繋げる縁

 思い返せば、いつも隣には犬がいる人生だった。  実家の駐車場に生後間もない犬が迷い込み、保護したことが始まりだ。八歳から二十五歳までの間、犬と生活することが当たり前だと思い込んでいた。    愛犬は、私が落ち込んでいると、心配して側にいてくれる心優しい子だった。一七歳と犬としては長い期間を生きてくれた。  没後も愛犬が周囲との縁を繋いでくれていたと思っている。  私はコミュニケーションが酷く苦手な人間だ。職場などで雑談が必要な場面でも沈黙を貫くことに徹していた。けれど

    • 無性に活字が読みたくなってきて、小説と色々な方のnoteを読み漁っている。生きることへの葛藤が滲む文章に惹かれる

      • ありふれた日々を愛している/日記

        noteを更新しようと頭の片隅にはあったものの、中々更新することが出来ずにいる。 書きたい作品もただ構想だけ練って、着手出来ていない。 もっと文章を書くべきなのだが、行動に写すことは中々難しい。 文章を書かない代わりに休日はフィルムカメラ片手に撮影に出る。 久しぶりに動物園へ。 地元の動物園が五十周年ということで入場無料だった。 動物園は人を素直にさせると思う。五感の味覚以外を駆使して、感じたことを口にする。 率直な言葉が好きで、旅行ついでに現地の動物園に出向き、周

        • 憂鬱な気分から抜け出すため

          日記を書こうと思うも、暗い話題しか思いつかず憂鬱な気分になってしまう。 明るい気持ちになるために最近ハマっていることでも書いていこうと思う。 フィルムカメラ写真なんて記憶を呼び起こす足掛かりと考えていたためこだわりはなかったが、風景と動物を撮りたい気持ちと作りたい作品があり、カメラを購入した。 フィルムを使い切った時の「今回は上手く行った」という達成感がある。 現像データを受け取った後、すぐにカメラ屋の駐車場で出来を確認。 36枚撮って、良いと思えるのは10枚にも満

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          ドラマはなかった

          今年も誕生日を迎えた。 何も積み重ねてきていないわたしは歳を取っただけだ。何もめでたくない。自業自得だ。終わりに近づいたという点ではめでたいのかもしれない。 淡い期待を抱いた創作大賞2024は、かすりもせずに落選した。 人生は中々上手くいかないし、そう簡単にドラマは起きないと改めて感じる。 九月二十二日(土) 先週の三連休は無為な時間が経過した。 これでは先週と全く同じ休日で流石にまずいと感じ、せめて外に出ようと無職の時に貯金を切り詰めて通った中華居酒屋へ出向く。 友

          ドラマはなかった

          九月がきても僕は

          また九月が来た。これまでと変わらず何とか生きている。 九月中旬には創作大賞の中間発表があり、それが少しばかり気になっている。 結果が振るわずとも、また自分なりの作品は作りたいと思っている。 近状を少し詳しく書くと、毎日酷い不眠に悩まされている。 それが起因しているのか、虚無感に襲われている。 何とか人と会うことは続けているが、正直それすらも辞めてしまいたい。 友人と話していてもここに自分がここにいてもいいのか、と頭に浮かぶ。長年の付き合いの人達とも上手く話せている気が

          九月がきても僕は

          三十路バイト生存報告日記

          なんとか生きている。 六月中旬から始めた在宅のバイトも問題なく続けている。 初めての給料が入った。約一年ぶりに労働の対価を受け取った。 金額は約七万円。 今月末に一ヶ月分の給料が入ることになる。会社員していた時より10万近く下がるはずだ。それでもまた働けるようになったのを嬉しく思う。 ただ、約一年という無職期間中に短い時間でも継続的に働くため行動しなかったことは本当に悔いている。 労働を通して、社会との繋がりを作り、貯金の減りを緩やかにするべく行動するべきだったと感じ

          三十路バイト生存報告日記

          皆様が持ち合わせているように、わたしも時節や天候ごとに犬の思い出がある

          前回から引き続き、Meta社版のXみたいなSNS「Threads」で犬に関することを書いている。 noteは相変わらず横ばいだが、Threadsは本当に少しだけフォロワーも増えて来た。noteの方が伸びて欲しいと思いながら、犬のことを考えては、投稿する日々。 前回同様、気に入っているやつを11個を転載。※少し文章を変えているものもあり。 ↓創作大賞2024 エッセイ部門へ応募中の作品です。 よろしければご一読いただき、感想いただければ幸いです。 前回の犬の記事↓ 1

          皆様が持ち合わせているように、わたしも時節や天候ごとに犬の思い出がある

          全ての悩みを吐き出せずに「生きよう」という言葉でごまかしている。深夜の散歩中、実際に声にして復唱する。不審者甚だしい。メンタル不調の底から抜け出す日が来ると信じて、生きて、日々を繋ぐしかない。

          全ての悩みを吐き出せずに「生きよう」という言葉でごまかしている。深夜の散歩中、実際に声にして復唱する。不審者甚だしい。メンタル不調の底から抜け出す日が来ると信じて、生きて、日々を繋ぐしかない。

          休日が全てを暴く

          働き始めて一ヶ月が経過した。 2日目にして、PC故障で働けなくなるというトラブルがあったが、2日でPCが届いて仕事復帰することが出来た。 週5日、8時間働くことに疑問を持ちながら働いてある。 仕事はある程度は順調だが、毎日が酷く眠い。ぎりぎり生活だけが出来ているレベルだ。 創作大賞の応募のため、エッセイも書いたので、時間ある方は一読いただければ幸いです。 思ったよりは反応があって嬉しいです。 三連休はしっかり休めて、わざわざ朝に起きる必要もなく気が楽だ。 時給労働のた

          休日が全てを暴く

          来年は文学フリマに出店したいな、と密かに考えながらちまちまと創作活動してます。 noteの創作大賞にも応募したいです。

          来年は文学フリマに出店したいな、と密かに考えながらちまちまと創作活動してます。 noteの創作大賞にも応募したいです。

          続・無職生存報告日記(6月17日)

          恥ずかしながら帰って参りました。 なんて言うのは半分、冗談。半分は本当です。今日あった出来事を書き殴ります。 先週の金曜から仕事が始まりました。約一年ぶりの労働。八時間を生き抜きました。 優しそうな上司、同じ匂いがする同期。何とかなりそうだと思った。 土日は休みのため家に引きこもって過ごす。外に出ることができないほど疲労感。昔は当たり前にやっていたことがこんなにも疲れるのかと驚いた。 週明け月曜の今日は二日目の業務。 一時間前に起床し、諸々の支度と朝のコーヒーを飲んで

          続・無職生存報告日記(6月17日)

          無職生存報告回顧日記(8/1~6/13)

          仕事が決まり、明日からまた労働者として生きることになった。 兄弟で唯一未婚の末っ子がサラリーマンを辞め、突如地元に戻り、実家で無職として生活を始めたことに両親はさぞ困惑したと思う。 それを許してくれたおかげで、何とかメンタルが落ちつくまで休むことができた。両親には感謝している。 青年期の約一年間、正確には317日間も働かずに生きてしまった。 正直、パートタイムでもいいから労働するべきだったと多少後悔している。 貯金の減り方も変わっただろう。社会の歯車である安心感もあったと

          無職生存報告回顧日記(8/1~6/13)

          取り憑かれたように犬の話題を書いている

          友人の勧めで始めたMeta社版のXみたいなSNS「Threads」で一ヶ月ほど犬に関する話題を書き続けています。 犬猫祭と名乗っているくせに、散歩中の見かけた猫の写真を載せているだけで、犬に関する話題に一切触れてこなかったため、書き始めました。 せっかくなので、書いた文章で気に入っているやつを何個か上げてみます。 __________________________________________________________________ 1.超大型犬埼玉に住ん

          取り憑かれたように犬の話題を書いている

          無職生存報告日記(6月1日)

          仕事が決まった。 とは言っても、ただのアルバイトだ。しかしながら、こんな無職を雇ってくれただけありがたい。 面接の翌日には採用連絡があり、六月中頃に仕事開始予定だ。 今年三十二歳になるにも関わらず、アルバイトで時給千円で労働することになる。 結果次第では時給が上がるようだが、あまり期待はできない。 ちょうど十年前、二一歳の頃に勤めた工場の時給に舞い戻ってしまった。 無職からの脱却まで、もう少しだけ時間がある。二日ほどは短時間の単発バイトもやってみようと考えている。 恥ず

          無職生存報告日記(6月1日)

          無職生存報告日記(5月31日)

          5月31日5時30分。今日も生きている。 昨年の7月末退社してから、ずっと無職だ。 一度も働きもせず、酷く気分が落ちて子供部屋に引きこもり、酒に溺れ、人と関わることを恐れ、そのくせ気分が上がったら人と関わる。そして、後悔する。 我ながら異常に思う。今の状況になってから、特に心療内科に通うわけでもなく、ただ鬱屈した日々が過ぎている。 この惨めな状況から抜け出すべく、受けた単発バイトの面接。  何とか採用に至った。当初の予定より1日少ない。 内容は、閉店する本屋の本の搬

          無職生存報告日記(5月31日)