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【読書メモ】 「縁食論」 藤原辰史
読んだ。『縁食論 』
• 「孤食」はひとりぼっちで食事をすること。
• 「共食」は共同体の構成員で同じテーブルを囲んで食事をすること。“ 共に食べること ” と “ 共に食べないこと(食のタブーなど)” が共同体の絆を深める。
• 「縁食」とは複数の人がたまたま同じ場所並存して、各々が思い思いのスタイルで食事をすること。
• 縁食には弱目的性と解放性がある。
• 子ども食堂や炊き出しも縁食の一種だ。
• 縁食の場「公衆食堂」には人が集い文化が集積する。多機能的な存在だ。
• 「縁側」は公と私の境目。通りすがりの人たちとのおやつやタバコなど小休止の空間でもあり、バーベキュー花火といったイベントの際には椅子代わりにもなる。
• 縁食とは「バザール」の先を行く。お金のみならず、物と行為が交換される。自然発生的に現れるささやかなお手伝い、小さなお節介の嵐。
• 本来の「縁食的」サードプレイスとは逃げ場であり、異議申し立ての場であり、異種混交の場であるのだが、それ以前にとりあえず食べ物にありつける場所である。人と群れることが嫌いな人でも、少なくともいる事を阻害されない場所である。
• 食い詰めている人に対し、食事という生命維持物質の提供に見返りを求めない「居心地の良い」社会の設計が重要だ。
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