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「真夜中のドア〜Stay With Me〜」の魅力を語る

 近頃、松原みきさんの「真夜中のドア〜Stay With Me〜」という曲が、また、世界中で話題になっています。

しかし、40年以上も前に作られたこの曲が、どうして今になって若い世代にまで広がっているのでしょうか。その秘密を紐解いてみたいと思います。

  まず、この曲は1979年にリリースされました。当時の日本は、経済成長の勢いがすごくて、街はどんどん発展し、生活もどんどん洗練されていました。

 そんな時代に生まれたシティポップというジャンルは、まさに都会の風景や生活を音楽で描いたもの。「真夜中のドア」もその一つで、都会の夜、ふと感じる孤独や恋愛の切なさを美しく表現しています。

この曲の特徴的なリズムやメロディも、魅力の一つです。ディスコ調の軽快なリズムに、松原みきさんの優しくも力強い歌声が重なります。そして、サビの「Stay With Me」というフレーズが何度も繰り返されるところが、心に深く残りますよね。私たちが何か大切なものを失いたくないと感じる、その感情がシンプルに響くのです。

シティポップの魔法

 「真夜中のドア〜Stay With Me〜」は、シティポップというジャンルに分類される楽曲です。このシティポップ、最近また注目されているんですが、1970年代から80年代にかけて日本で流行した音楽で、都会的で洗練されたサウンドが特徴です。明るいビートの中にどこか哀愁を感じさせるメロディや、恋愛や孤独を描いた歌詞がよく出てきます。

 「真夜中のドア」は、まさにそのシティポップの魅力を象徴している曲です。特に夜の都会の雰囲気を感じさせるような音楽で、当時のリスナーにとっては、街の灯りがキラキラ輝く中、ふと孤独を感じる瞬間を思い起こさせたのではないでしょうか。現代の私たちにとっても、その感覚は決して遠いものではなく、むしろ共感できるものです。

再評価された理由

 ところで、この曲が海外で人気を集めたきっかけは、意外にもTikTokでした。SNSを通じて、多くのユーザーがこの曲を動画に使い始め、それが一気に広がっていきました。特に若い世代にとっては、この曲がレトロでありながらも新鮮に感じられたようです。80年代のサウンドが逆に今の時代にマッチしているんですね。

 また、歌詞の内容も再評価の理由の一つです。「真夜中のドア」の歌詞は、切ない恋の終わりを描いていますが、その感情は国や文化を超えて誰もが共感できるものです。どこかで聞いたような、でも新しい感覚を感じさせるこの曲が、世界中で愛されるようになったのも納得できます。

終わりに

「真夜中のドア〜Stay With Me〜」が再び注目されるようになったのは、偶然ではないと思います。時代を超えても変わらない普遍的な感情や、懐かしさを感じさせるメロディ、そして現代の若者にとっても新鮮に響くサウンド。こうした要素が絶妙に組み合わさって、この曲は今も多くの人々の心をつかんでいるのです。

 音楽は時代を超えて人々をつなぐ力を持っています。「真夜中のドア〜Stay With Me〜」は、まさにその力を証明している曲の一つだと言えるでしょう。

この度はご覧いただきありがとうございます。よろしければ、サポートいただければ、一層の励みとなります。タロットカードなどカード占いをやりながら、皆様の人生の励みなるようなことをつづっていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。