入門! 論理学
野矢茂樹著
中公新書1862
2011年3月25日12版
9784121018625
C1210
10年ほど前にSNS通じてウィトゲンシュタインや本書の著者である野矢茂樹先生について詳しい方と知り合った。その方の影響で論理学とはどういうものかと興味をもったので購入した。
購入してはみたものの、私の興味の対象が別方向に広がってしまったので本を開く機会を逃してしまった。
今回この「うちの積読を紹介する」というハッシュタグを知って部屋の奥から引っ張り出してきた。
積ん読で終わるのか読了できるのか乞うご期待である。
現代論理学というのは「記号論理学」が主流らしい。その名の通り記号を多用して議論をすすめるものなのだが、本書はタテ書きで組まれている。
著者は記号を使わずに近代論理学の入門書を目指しているようだ。
論理学というのは
論理というのは、私たちがふだんことばを使うときの重要な技術のひとつです。そして私たちはとても豊かで多様な論理を用いています。その論理の仕組みを解明したい、それが論理学にほかなりません。
そしてこの本が目指すのは
私たちのふだんづかいのことばから、その論理を取り出し、理論化し、体系化する、その最初の産声を取り上げようかと思いました。
私はこの本で普段つかうことばが理論化し、体系化することができるように学ぶことを目的にしようと考えました。