マレーシア華人の個性が浅いのはなぜか?
2年間暮らした、私のマレーシア人への総評。
「優しい、生きる力がある、柔軟、家族想い、けど個性が浅い」
すごく素敵なのに、なんで私は彼らを「個性が浅く」に感じないのかずーーっと疑問があった。
けど、今朝の精華大学学長のウスビ・サコのコラムを読んですごく腑に落ちた。
『アフリカ出身・京都精華大サコ学長 「学校に期待しすぎる日本人」への疑問』https://dot.asahi.com/dot/2020071700037.htmlfbclid
マレーシア人(華人限定かも)が個性的に育たない理由は
「子供の頃、誰にも制約されない時間を充分持ってず、その為に自分の個性を深く掘れなかったではないか?」
これは、マレーシアの教育システムと、天候と、治安と、親の働き方と、家族関係と、文化に密接に関わっている。多くの子供が子供時代に自由な時間を与えられない主な理由を考えつくままにあげてみようと思う。
①3言語習得に必死で学校では子供の自由時間がない
②UPSR(小学校卒業時国家試験)があり、その後の進路に深く影響するので、幼いころから勉学に集中する
③治安がそこまでよくないので基本、大人の監視下しか動けない(学校から帰って塾に通うのは、家で子供を1人にできないから)
④朝7時に学校始業その後、塾を終えて帰宅は6時が平均。平日に自分の時間はほぼない
⑤余暇は基本、大家族で動くので家族に制約を受けない時間がほとんどない。
⑤一年中暑いので、車移動が基本。子供たちは親に交渉しないと家の敷地外には出られない。
けど、これは別にマレーシアを批判しているわけではなく。良い悪いでもなく、今の所こういうもんだということなだけ。逃げ出す、工夫する、そしてこれを乗り越えても立派に個性的(オタク)になっている人も数は少ないがちゃんといる。
うちの家族には個性的な多い!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?