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オール後の朝日は眩しかった

終電をわざと逃して延々と海まで歩く朝日眩しい
『 わざと 』(うたの日11/7)

ていねいな評を頂けた一首。評をくださった方の読みは「家に帰りたくない主体」だった。短歌というものは読み手がいて完結する文学だと再認識した。

もしかしたらパートナーと二人の景と読んでくれた人もいるだろう。

ネタばらしのようで無粋だが若いころ仲間たちとの思い出である。
みんなでワイワイするのが楽しくて終電の時間は迫っていたが誰もそろそろとは言い出さす、過ぎてしまってから「ど~する〜」「このままオールだ〜」などとノリで歩いた。東京の終電は深夜1時ぐらいまであり夏の夜明けは早い。少しづつ明るくなっていく中を歩くのは楽しかった。
その後のことはなぜか記憶がまったくない。多分、帰りの電車では泥のように眠りこけていたんだと思う。
今はもう徹夜なんて出来ない。そんなことしたら3日は使い物にならなくなるだろう。

若いころは多少の無茶(悪事でなければ)をしてもいいと思う。その年代でしか楽しめないことは楽しめるうちに経験しておこう!

そういえば今期の朝ドラ『おむすび』もそんなテーマだったな。

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