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短歌のおもちゃ箱7

今日の短歌は人名に題材をとったものです。

・わが青春の山田パンダの「風の街」僕はどこまできたのだろうか

・普遍性「人を殺すな」特殊性「戦争は別」微笑むヨン様

・週刊誌の谷内六郎の表紙の絵は幼きわれの目に悲しかり

・右左に上手に自由に切れていく鬼のスライダーはダルビッシュ有

・随分と大人に見えた河島英五享年四十八にて逝けり


かなり懐かしい名前ばかりですが、生きてきた中でやはり印象に残る場面を表す歌ばかりです。

山田パンダは、南こうせつ、伊勢正とかぐや姫を結成した一人。中学生の頃の淡い初恋と重なる歌が「風の街」です。

一世を風靡したヨン様の微笑は、どこか神々しくもあり、人の世の情理を超越した気がします。

名画家谷内六郎が週刊新潮に毎週書いていた表紙絵は、そこはかとなく悲しく・寂しい情景でした。

ダルビッシュ有は、やんちゃな性質で巨人などは獲得を断念したそうですが、日本ハムは泰然と一位指名、日本はおろかMLBを代表する投手になりました。高校時代の、少々の非行などその後の人生に関係ありません。(元高校教師が言うのですから間違いありません。ただしいじめは犯罪です。非行ではありません)

最後に河島英五。初めて買ったLPレコード(!)も、初めて行ったライブハウスでのコンサートも、大学1年の学園祭に生で聞いたのも、河島英五です。レスラーのようなごつい体でしたが、内臓疾患で48歳で亡くなりました。

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