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日本語がペラペラな中国人のウラオモテ 【後編】恋愛・結婚で相手の母語が話せるか、問題


恋愛中日中カップルでひとつだけ気をつけたほうがいいこと


初めて中国大陸に行ったのは1987年。ダイエーの新入社員研修でした。
その後、三十数年。日中カップルもすいぶん変わりました。

昔に結婚した日中カップルも今も仲良かったり離婚したり、籍は残したまま別れて住んだり、どちらかが国籍を変えたり、住む国を変えたり。子供がバイリンガル、トリリンガルだったり、または母語喪失者になったり……。
居住国も言語も選択肢が少なくとも二倍になるわけで多彩。

日本人カップルより皆何かを大きく変えている。


国際結婚は距離と情報格差があるわけで、相手の背景をよく知らないまま結婚することが多かった。
金持ちだと思っていたら貧乏だったり、その逆だったり。結婚がその国の経済に影響される時代もありました。

2、30年前だと日本人でさえあれば(男)、超美人の中国人と結婚するのもわりと簡単にできた。⇒結婚した相手の容姿以外の水準とその後は知らんで。
トランプの3人目の妻、メラニアさんは社会主義のユーゴスラビア(現スロベニア)出身です。
欧州の貧国からアメリカに渡りモデルをしてファーストレディになった。努力家で上昇志向が強くトランプとは似たもの同士ですが、あの見るからにモラハラ旦那に耐えられるのはこういう出自の人だからかもしれません。

今は日中ではそんなに大きな経済問題はない。
しかし国際結婚と語学の関係はなかなか複雑です。
1.両者お互いの言語ができる。
2.片方が相手の母語ができる。
3.両者、お互いの言語があまりできない!!!
3はそれで結婚が成り立つのかーと思いますが、今も昔も実はけっこうある。日本の戦後の戦争花嫁などは大半がそうだった。もうだいぶ減りましたが黒社会経由の中国女性と日本人男性のお見合い斡旋などもそう。


しかし今も昔も日中カップルで、ひとつだけ気をつけたほうがいいことがあります。

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